角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

角館らしい冬。

2009年01月11日 | 実演日記


今日の草履は、彩シリーズ23cm土踏まず付き〔四阡円〕
青基調の桜プリントをベースに、合わせはエンジです。まずはオーソドックスと言えるでしょうか、奇をてらわない角館草履らしい仕上がりと思います。

いやぁ、降りましたぁ。年末以来のドカ雪です。正月からここまで雪のない暖冬をお伝えしてきましたが、たった一晩で見事に景色が変わりました。辺り一面真っ白、積雪は角館町内で20cmほどと思います。
フツーの冬でだいたい1メートルくらいは積もりますから、20cmがことさら多いとは言えません。でもここまでほとんど雪がなかったわけですから、言ってみれば初雪で20cm積もられた感覚なんですね。

ただこの雪も長続きはしないようです。明日からまた最高気温がプラスに転じ、数日内には5℃~6℃なんていう日も予想されています。気温が高ければ上から落ちる雪も下から解けますから、結局積雪量は増えないことになります。やっぱり今冬は暖冬と言えるでしょう。

それでも今日東京からお越しのご夫婦は、『寒いですけど、こういうのが観たかったんですよねぇ』。20cmくらいの雪で喜んでいただけるのなら、私たちも大歓迎したいところです。
明日は成人の日、平日よりはまた少し多目のお客様がお越しになるでしょう。ぜひ「角館らしい冬」を愉しんでいただきたいものです。

この暖冬で、今年の春を占う話題も出始めました。春と言えばもちろん「桜」、昨年の早咲きを心配しているんですね。「角館らしい春」をご堪能いただくためには、やはりゴールデンウィークの始めまでは桜が欲しいわけです。角館の桜にも、奇をてらう必要は感じませんね。

コメント
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