角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

娘に弱いおやじ。

2008年08月07日 | 実演日記


今日の草履は、秋田県横手市にお住まいの男性のオーダー草履です。実はこちらの男性、7月27日のブログでご紹介した市民活動の広報誌を発行されている女性のご主人なんです。26日開催の「ちっちゃな夏祭り」へ奥様と共に訪れ、私が無理やり「うどん早食いレース」にも参加させてしまいました。

それから一週間ほど経って、奥様の草履を見ていたご主人がご自分用をお求めにいらしたというわけです。『このあいだは急に悪がったねぇ』と言うと、『いえいえ、楽しませてもらいましたっ』とご主人。とても礼儀正しい男性でしたね。
ご注文の草履は明日の便で出発です、お楽しみにお待ちくださいっ。

千葉県富里市からお越しのご家族、高校生ほどの女の子が草履をとても気に入ってくださいました。留守番らしい中学生の妹さんへお土産を主張し、お父さんもそれなら…と買ってくれることになりました。しかしお父さん、現金の用意がそれほどなかったようです。『近くに銀行はありますか?』とのことで、歩いて2~3分の銀行をお教えしました。
行き違いにお母さんが入って見え、『どうしたの?草履を買うの?』。すると娘さん、『そっ、お父さんに銀行へ行ってもらってるのっ』。

どこぞのお宅も、娘に頼まれるとお金の用意をしてしまうもんですねぇ。
わが家の双子は今朝群馬県へと出発しました。旅費の大部分は学校経費として支出されるようですが、高校生の娘が四泊するとなれば一定の出費があります。まして二人分ですしねぇ。

今日茨城県のYさんご夫妻が突然のご訪問です。キャンピングカーで全国を走り回るYさんご夫妻とのご縁も、娘たちが西宮家中庭で披露していた手踊りが発端でしたね。
『北海道の帰りなんだけど、やっぱり安藤さんの醤油と草履だけは寄りたいと思ってねっ!』と奥様。お顔を見せてくださるだけでも嬉しいのに、ご夫婦分の草履をオーダーくださいました。

今日から四日間、娘たちには全国の高校生たちとの「縁」を感じて欲しいものです。せめてかけたお金くらいは…(苦笑)。

コメント
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