角館草履の『実演日記』

〓袖すり合うも多生の縁〓
草履実演での日々の出会いには、互いに何かしらの意味があるのでしょう。さて、今日の出会いは…。

クリスマスシリーズ、好調です!

2007年11月17日 | 実演日記

<生地詳細・素材感>

今日の草履は、一般綿生地シリーズMサイズ23cm土踏まず付き〔4000円〕
ベージュ基調のひらがなプリントをベースに、緒は赤のいらかです。どちらも暖色系で、この時期に合いますね。
秋田市からお越しのご夫婦、ご主人が奥様へのプレゼントと言いながら「今日の草履」をお買い上げです。草履のように、奥様のお顔が暖かい笑顔になりました。

プレゼントにご利用のお買い上げがとても多く、作り手としてこれはとっても嬉しいことです。ずいぶん前のブログでも触れたことがありますが、草履職人となる以前はギフト業を生業の一部としておりまして、人様への贈り物や返礼品にいくつもかかわってきました。
そんな仕事から学んだことは、『自らが気に入らないモノは人様へ贈らない』ということです。つまり、草履を贈りたいとおっしゃっていただくのは、なによりその方が草履を気に入ってくださったことに他ならないわけです。

湯沢市からお越しのお母さん、以前ご友人とお二人で散策に見え、そのときはご友人のほうがお買い上げでした。今日再度お越しになり、『家族へのクリスマスプレゼントに草履を贈ろうと思って…』。さらに聞いてみると、ご実家のお母さんとご実家を継いでいる弟さん、そして弟さんの奥様へのプレゼントなんですね。イイ話じゃないですかっ、特に喜んでくださるのは弟さんの奥様じゃないですかね。“小姑鬼百匹”なんていうのは、きっとどっかの国の話ですよ。

『クリスマスプレゼントならクリスマスバージョンの草履がありますよっ』とご覧いただくと、『あっらー、可愛い!でも普通のにするわっ』。
こちらのお母さんにはクリスマスバージョンを却下されましたが、ここまで順調にご予約あるいは販売が進んでいます。
シリーズ①はあと4足分ほど生地がありますが、②はひとまず完売、③は残り1足分です。それぞれ完売の後は、極めて近い配色でお作りできますので、どなたかに贈りたいとお考えの方はぜひご連絡をお待ちしています。

コメント
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