
「ミニ・サボテンとオモチャの動物達」 淡路 (10-4-13)

今日は台所の半分の整理をしました。昼からは阪神・西宮までお買い物に行
きました。
本当は唱歌の学校の最終日に、買っておくつもりでしたが、休んでしまったの
で、今日わざわざ出かけました。
どうしてもお正月に買い置きしておきたい、「おかき」があったのと、高野山
の「胡麻豆腐」も買っておきたかったのです。それだけのつもりが、あれもこ
れもと買ってしまい、結構なお荷物になり、帰りは何時もの通り,JR西宮ま
で歩くつもりだったのですが、帰りも阪神とバスを使うことになりました。
いいこともありましたよ。車内でとても素敵なご夫婦を見つけたんです。前の
席に座っておられたんですけどね。尼崎に着くまでチラチラと見つめておりま
した。特急でしたから、私は尼崎で降りましたが、ご夫妻は次の終着駅・大阪
までいかれたようです。
「何でこの人たち阪神電車に乗ってるの?」と思ったんですよ。阪神間は阪急,
JR、阪神と3本線で神戸~大阪を電車が並行して走っています。誰言うとな
く、「阪急」はお金持ち」阪神は「庶民」JRはその中間の生活範囲の人が住
んでいる。と言われえています。
私が「何故、阪神に?」と思ったのは、車内を見回しても、飛びぬけてご夫婦
が垢抜けていたからです。私は勿論ジャンパー姿で、お化粧するのが面倒だ
から、マスクをして帽子を被って誤魔化していますし、他の人も似たような
かっこうです。
初めに目に付いたのが、眼鏡でした。あまり見かけない、高価そうな、そして
顔の一部のようにはまっていました。奥様の耳と指には金の細工の上品なイ
アリングとリングが光っています。マニキュアも綺麗でした。ファーの襟のコー
トも上品でした。靴も良いデザインでした。バックも横浜の「K」の小ぶりのも
のでした。
ご主人の方も、軟らかそうなウールのコート上品なネクタイと絹のマフラーが
覗いています。袖口にはカウスボタンが光っています。ビックリするほど大き
な靴でしたね。
奥様がニコニコと話しかけて、それに答える笑顔のご主人、髭のお顔が幼児
のようにほころびます。
お話に夢中で、私のチラチラ、ジロジロの視線はお感じにならないようでした
から、悠々とお二人を眺めておりました。
こんなにおめかしして、お仲間との忘年会でしょうか?それともお二人でお食
事でしょうか? 私の心がほのぼのとした、一服の絵のようなお二人でした。
お顔?まあまあ普通ですね、「う~ん、一寸『馬子にも衣装』かな?」

