今日は暖かい一日でした。一番の難関「換気扇」2台のお掃除をしました。
昔のように油ものは多くないのですが、やっぱり油で、ねっとり。今流行の、液
のついた紙で拭きましたから、羽を外さなかったのでちょっぴり楽させてもらい
ました。
昨日(12月24日)「永遠の0」を見に行きました。楽しみにしていました。
百田さんのこの本を私は4月始めに読んでいます。そしてブログ(13-4-10)に
書いています。勿論、後にこんなにヒットする作品だと知って、読んだわけでは
ありません。これを読む前の百田さんの作品に魅せられて、この作家のものを
読みたいと思ったのです。ですから「0」が「ゼロ戦」をさすということも知らない
で借りました。
この映画だけではありません。作品を読んでから、観る映画が、本よりよかっ
たことはめったにありません。これは本が大好きな私だからでしょうか? こ
の作品も、私にとっては本以上には感銘を与えてくれませんでした。
主人公の孫が、祖父の事を知りたいと、祖父を知る戦友をたづね歩くというお
話です。初めに訊ねた戦友たちは、「命を惜しんだ」とか「決して、突撃せず、
傍観していた」とか、散々の悪評に、もう訊ね歩く事をやめようかと思いました。
しかし、其の後に会った人々は、最後には「特攻」を志願した祖父の姿を正し
いと評価してくれたのです。
見に行く前に、評価を読んでいますと「この映画ね~『エンドになっても誰も席
を立つ人はおらず、拍手が起こった』って書いてあったよ。尼崎では如何なん
だろうね~と思ったよ」と主人に話しました。「そんなら、拍手するわ。石平太
郎のツイッターでは映画館にいったけれど満員で入れなかったと書いてあっ
たわ」と主人。
何時もは観客は10人居るか居ないの映画館(1回目)ですから、大丈夫とは
思ったのですが、昼食に行く前に切符を買っておきました。思ったとおり、半
分の席は埋まっていたようです。
映画の最後の場面になりました。主人公が自分に与えられた機のエンジンの
不調を感じ、その機に乗ればを友人の命を救えると譲り、予測どおり機にトラ
ブルがおき、基地に引き返すのを見て安堵し、会心の笑みを浮かべて突撃し
ていく最後の場面が映りました。
其の時です、隣の主人が拍手を始めたのです。しかし後に続く人は居ません
でした。「尼崎はやっぱりあかんわ!隣の人(私)も叩かなかったし!」と主
人。「きっと、若い年代の人が多かったのよ。私だって小学3年生だったんだ
から、当時、高校生だった人とは受ける感覚が違うのよ」と弁解する私。本当
に拍手するとは思わなかったので、ビックリしたのよ私。
評価によれば、「涙涙」と書かれていたので、涙もろい私は、初めからハンカ
チを握り締めて、用意万端整えていましたが、一滴の涙も出なかった。本で
読めば想像することによって、感情が激しく動くが、映像で、是でもか! と
見せられるとかえって感情が引いてしまったようです。
この夫にして、この妻あり! おかしな夫婦ですね~。一人拍手の主人と、握
り締めたハンカチを、使うことのなかった妻。おもろい夫婦です。