大坂城お堀端の紅葉 (13-12-7)
買い物に行くので家を出ました。お隣の玄関あたりで、小柄なおじいさんが、倒
れて、必至に、立ち上がろうとしておられました。「大丈夫ですか?お手伝いし
ましょうか?」私は腕の下に手を入れて、起こしました。「ありがとう」と杖にすが
って立ち上がりました。
私は、その人の「軽さ」に驚きました。子供を抱き起こす感覚でした。立ち上が
ったものの、すぐには歩きません。私は「ゆっくりね、ゆっくり歩いてくださいよ。
私はいきますからね」おじいさんはコックリとうなずきました。
私は思ったのです。立ち上がるという動作は、この人にとっては一人で出来な
いことです。だけど、歩くという行動は、この人は自分でしなければならないの
です。自分の体調に合わせて動かねば成らないのです。「起こし」以上の私の
手助けは余計なのだと私は思ったのです。
私は離れはしましたが、なんども後ろを振り返りました。ず~っとたたづんだま
まのおじいさん。4~5歩歩いては立ち止まり、しばしそのままでいて、また4
~5歩歩き始めるおじいさんが遠ざかるのを見送りました。
お話中の 三橋さん
12月7日(土) 三橋貴明氏の講演会に行ってきました。この講演があると知ら
された時から、とても楽しみにしていました。司会者の紹介に依ると、三橋さん
はまだ40代前半の方だそうです。随分しっかりしておられるのには驚きです。
そして、とてもとても早口です、人様の二倍も三倍もの量を喋られたのではな
いかと思います。
次から次へと、早く話されるので、理解し、書きとめようと必至でした。其の覚
書の一部から、箇条書きにして書きたいと思います。
・ コリヤやチャイナへの対応は一口で言えば、「無視すればいい」。むしろ
アメリカとの付き合いを考えなくてはならない。
・ 政府の目的は「経世済民」世を治め、民を救う=国民を豊かにする政治。
・ 農産物について、「中国のネギ」を買って、使うのを忘れたことがあるが、1ヶ
月たってもツヤツヤしていたそうです。(私は中国という字を見たとき、其の
品物は買わないようにしているから、こんな恐ろしい「ネギ」があることは知
らなかったが、今後益々、買わないだろうと思った)
・ 生産過程は=日本は中国で生産して→アメリカに売る。コリヤ=日本製の
部品を買い、国内で組み立てて、外国に売る。
・ ファミリーマートは中国の要人と仲良しだから、成功している。
・ バンコクは今、東京都バンコック区といわれるくらい日本化されている。
・ ミャンマーは電力節電のためには「交通信号」を止める。信号無しで走らせ
る自動車ほど恐ろしいもはない。
・ 教育=今「英語教育」を薦めようといっているが、日本人が、子供のときから
「英語」を習っても、世界に通用するスピーカーは生まれにくい。まづ「国語」
「歴史」をしっかり学びましょう。たとえ「英語」が話せても「自国の歴史」を語
れない人は、世界で尊敬されない。
・ 防衛=日本は自国で平気を作る能力は持っているが、アメリカがそれを許
さない。
・ アメリカでは、今刑務所が株式会社になりつつある。(是は増え続ける犯罪
者を容認するのと同じではないか? アメリカの刑務所は、日本のそれと
違って、とても規則が緩やかで、緩やかな生活であると聞いたことがありま
すが…)
・ シャトウバンキングが崩壊したら、どんどん中国人が入国してくるでしょう、
勿論、韓国人も。
・ 日本の人口減少は、そんなに大問題ではない。人口の減少は色んな国で
起きている。いわゆる15歳~65歳までの働き盛りの人口が減っていると
いうことで、それを解決する方法は3つある。
1. 女性に働いてもらう(結婚して、子育てしながら働いてもらえるよう
な、環境つくりが大切。一番身近な、両親を何故頼らず、保育所を求
めるのか、私は不思議に思っています。)
2. 元気な高齢者にも働いていただく。勿論、年金も差し上げつつです。
(そうすれば、末を考えてする貯蓄も減り、お金を使えると私も思う)
3. 一人ひとりの生産性を高める。(退職年齢を延ばせば、それだけ熟練
の力が継続し、生産性を増す結果が得られると私は思う)
三橋さんは経済学者ですから、モット経済について話されました。しかし、三
橋さんの語りが早いため、難しい言葉は使われないので、私でも理解は出来
るのですが、書きとめようとすると、次に移っているので、書き留められなかっ
たのです。という弁解で、ここまで…。
講演を聞きに行く前に阪神百貨店で開かれていた「報道写真展」に行きました。
テレビで見たほどの感激はなかったな~。それだけ、テレビのレンズ? 器機
がいいのでしょう。