ちいさな幸せ

幸せの基準ってある?
それは自分の心の中にあると思う。
私は何時も陽だまりのような幸せの中に居た。

ぼくとママの黄色い自転車

2009年10月13日 | 読みました
 街路樹に絡めた「鉄線」 とても風情がありました  (尼崎の街角  09-6-10)


今日は久し振りにスポーツセンター・ウッディに行きました。お話しを聞いてい
ると3連休も台風もお構いなしで来ていた方もあるようです。私の身近にも居
ましたけれど…。私はすっぽりお休みをしました。


             ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

       ぼくとママの黄色い自転車    藤田杏一
  
      

この本もやはり唱歌の学校のはったさんが貸してくださったものです。先日の
安房直子さんの童話といい、この本といい、心に優しい本がお好きなようです。
私はその恩恵にあずかっているわけで、とても幸せです。

作家の藤田杏一さんのものを読むのは勿論初めてです。でも経歴を調べてい
ますと山古志村の事を書いた「マリと小犬の物語」もこの作家のものでした。
…と言う事は初めてではないようです。映画の予告編は見たのですが本編は
見逃したという事ははっきり覚えているのですが…

でも待てよ、読んだ気もするな~と言う気がしてきました。ブログを遡って調べ
ました。やっぱりはったさんにお借りして読んでいました。それは平成8年4月
26日でした。

2冊ともノベライズと書いてあります。ノベライズって?小説化?と言う事は映
画が先でそれを小説に起こしたもの? 何となくそんな気がしました。

そのはずです「マリと小犬の物語」の時に「ノベライズ」について調べて書いて
いるのです。「ノベライズ」と言う言葉を目にして、私の頭のどこかに沈んでい
たものが浮き上がってきたようです。

この本だけではありません、読んだ本は片っ端から忘れていきます。忘れる
事を気にしていると、本は読めません。どんどん読んでどんどん忘れていいと
思っています。読んだ時に心に響くもの、その感動、その刺激それさえあれば
良いとしましょう。

図書館で借りたものはノートにつけているのですが、人様からお借りしたもの
はつけていなかったのです。これからはそれもつけておきましょう。そうすれ
ば今日のように手間を掛けなくても、直ぐ解りますものね。

この本は内容は易しいのですが
・芸術文化振興金助成事業  ・文部科学省選定(少年向 家庭向)  
・東京都青少年健全育成審議会推薦  と言う厳しい肩書きを持っています。

内容ですが裏表紙にはこう書かれています。
『小学3年生の大志は父親と二人暮らし、母はデザインを勉強するためにパリ
に留学していると聞かされていた。

パリから届く手紙を、大志は楽しみにしていたが、あるとき同封されていた写
真に不信を抱き、調べる内に、母はパリではなく瀬戸内海の小豆島に居る事
を知った。

(どうしてパパは嘘をついているのだろう)小さな胸に生じた疑問を解く為、大
志は愛犬のアンを連れ、母が買ってくれた黄色い自転車に乗り横浜から500
キロ離れた小豆島へのたびに出かけるのだった。

旅の終わりに大志が知る真実とは?涙あり、笑いありの感動映画を完全ノベ
ライズ』

大志の見た母は脳障害の為記憶を失い、大志の事も解らなかった。そして1
ヶ月後、母は3日3晩、原因不明の高熱で生死の境をさまよう。そのショック
?で母は一時的に記憶を取り戻す。そして大志が母恋しで書いた手紙を読
む事がで来た。

母は付き添いの静子さんにお願いする「静子さん、鉛筆と便箋を用意してい
ただけませんか。何時又意識が戻らなくなってしまうかもしれないから、今
の内に大志に手紙を書いて見たいの」と言う言葉で終わっている。

作家・藤田さんは犬好きなんでしょうね。「ぼくとママに黄色い自転車」は少
年と小犬、「マリと小犬の物語」は題名どおり女の子と小犬ですものね。


     
     
コメント
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