遍路 （５７回）

　　　　　　　　　　　　　　平成15年3月10日　道後温泉


　　　　　　　　　　　　距離：1.5Ｋ　　石手寺　～　道後温泉


あと少しで、懐かしい道後温泉です。今夜のホテルは「子規記念博物館」の前　
にありました。博物館の側面には「似た花も似ぬ花もあり春の草」の句の大弾
幕が下がっていました。早く着いたので、ホテルに荷物を置いて町に出てみま
した。

市電の駅を見ていますと、丁度其処に、オモチャのように可愛い「坊ちゃん電
車」がやってきました。予約が要るようでしたので、乗る事は出来ませんでし
たが出会えてよかったと思いました。電車が駅に着くと、車掌さんが3人ほど
現れて予約券を調べていました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　市電の停留所

　　　　　　　　　　　　　　　　　　可愛い「坊ちゃん電車」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　普通の電車


「道後温泉本館」に入るつもりでした。「入湯料がたかいな～」「温泉はホテル
の湯もそうだし…」と入らないで写真だけ撮って帰りました。今では入ってお
けばよかったと思っています。以前にも来て「本館」には入らず、３度目の
チャンスはあるでしょうか？

市場によって遍路の友、植木さんお勧めの「道後地ビール」を試してみるつも
りでしたが、栓抜きが無いので、買わないで、地酒を買って帰りました。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　道後温泉本館　　正面


　　　　　　　　　　　　　　　　　　道後温泉本館　　側面


晩御飯を食べる適当なお店が見つからなかったので、コンビニでおにぎりと
何かおかずをチンしてもらって食べようという事になり、コンビニから出てき
た所、何か人だかり…、「何？何？」って感じで行ってみると、時計台があっ
て、時計を見ると４時少し前、ツアーの人たちもいるらしく、説明を受けてい
ました。「ラッキー！」予定外の幸運が飛び込んできました。カラクリとして
は地味目のものでしたが、３段になっているのが面白いと感じました。漱石
の「坊ちゃん」の登場人物と道後温泉の入浴場面でした。



　　　　　　　　　　　　　　　　「カラクリ時計」閉まっている状態


　　　　　　　　　　　　　　　　時刻が来て　全開した「カラクリ裏時計」



ホテルの温泉も中々のものでした。お肌がツルツルになりました。この宿は
遍路仲間のうえきさんも泊まられたホテルです。明日の宿も彼と同じ宿にな
ると思います（彼は一気打ちですから、その遍路日記を毎晩少しずつ送って
くださっていました。それを読んでいましたので、良さそうな宿は参考にしま
した）「鯛飯」がおいしいという植木さんの言葉に釣られたのです。

宿のある北条市は「花遍路」の作家である早坂暁さんの生まれた町であり、
「花遍路」の舞台になった場所でもあります。


　　　　　　　　３月１０日　　道後ビジネスホテル　　（３泊目）