緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

フライパンで親子丼を作ってみた

2020-05-23 19:51:39 | グルメ
コロナの新規感染者がほとんどいなくなり、緊急事態宣言解除もあともう少しだ。
解除までは不要不急の外出は守る。
そういえば2月の下旬にマンドリンクラブの練習で東京まで行ってから、休日に東京まで1度も行っていない。
スイカも全然減っていないのもうなずける。

家にいる時間が増えたが、ゴールデンウイークで料理に再び目覚めたのをきかっけに、休日の時間の空いているときには、出来るだけ料理をしようと思うようになった。
これは同時にかゆみ対策でもある。

料理を自分で初めて作った体験は大学生のとき。
大学近くの超おんぼろアパートに住むようになってから、カセットコンロとフライパンと鍋を買って、自分で料理するようになったのである。
たいしたものは作れず、結局、近くの、あの思い出深い食堂(5年以上前に廃業)に通うか、弁当を買って食べていた。
自炊した時は、同じアパートに住むマンドリンクラブの先輩から教えてもらった米屋で、臭い、一番安いコメを測り売りで買った。
この超おんぼろアパートに入った時、部屋に既に冷蔵庫とか食器棚が置いてあった。
前の住人が置いて行ったのである。今流行の家具付きの賃貸アパートとは意味合いが違う。
その冷蔵庫の中には味噌も置いてあった。
そしてその冷蔵庫の上には、よく駄菓子屋で売っている、赤い丸い蓋の付いた樹脂製のビンに入ったタレ付きの乾燥イカ(?)が乗っかっていた。
たぶん前の住人が、引っ越しして間もない頃は食べる物が無いだろうから、すぐに食べてもらえるだろうという親切心から置いていってくれたに違いない。
そして私もそのアパートを引き払う時、その冷蔵庫と食器棚はそのまま置いていった。
大家は何も言わなかった。「まあ、いいか」といった感じ。
恐らく後に入った住民も自分で用意せずに済んだので、助かったと思ったに違いない。

社会人になって再び自炊を始めたのは、20代の終わりから30代の半ば頃まで。
この頃は毎日作っていた。未だ仕事が忙しくない頃だった。
作ったメニューは、カレーライス、チキンライス、チャーハン、肉じゃが、シチュー、焼き魚、野菜炒め、餃子、ラーメン、そば、うどん、肉、親子丼、チキン野菜スープといったもの。
得意料理はカレーライスとチキンライス。
カレーライスはハウスのジャワカレー中辛だ。これが一番おいしい。

その後、30代後半になってから仕事が忙しくなり、料理は休日だけとなった。
そして、40代前半から激務となり、最近まで休日も料理をする時間がなくなってしまった。

でも料理って結構楽しい。
全く下手だけど、自分はメタルマニア(?)なので、調理器具を使うのが好きなのだ。
職人が作った金属の道具、それもかっぱ橋で売っているような器具を使って作るのが楽しいのである。

今日、その楽しさを体感することができた。
挑戦したのは昔作ったことのある親子丼。
25年ぶりくらいの自作だ。
25年前は雪平鍋で作っていたが、今回挑戦したのはフライパンで作るというもの。
これはしばらく使っていなかったフライパンを使いたかったからという単純な動機。
道具はギターと同じで使ってあげないとかわいそうだ。

まず、今日使った道具の紹介だ。
最初にメインのフライパン。



16㎝サイズのミニとは言えないが、目玉焼きを焼く専用の総鉄製厚底フライパンだ。もう25年以上使っている。
今日はこのスモールサイズのフライパンでやってみる。
フライパンの底表面周辺部を中心に、結構な範囲に渡ってアバタのような跡が付いている。



これはこのフライパンの所有主兼使用者が洗った後に、横着して水をよく拭かずに長期間放置したことが原因で付着した赤錆びを、剥離した後に残った跡だと考えられる。

次に包丁。
これは20年くらい使っている。この間、一度も研いだことは無い。
したがって切れ味は悪い。





刃の表面下部に、何やら黄金色の染みが付いている。
これは一体なんの染みだ?。

そしてまな板。



このまな板も25年くらい使っている。
木曽のヒノキとか青森のヒバのような高級品ではない。
近くのスーパーで売っているような代物だけどやけに長持ちする。材質は木だけど何の木か分からない。
(全然、かっぱ橋で売っているような器具じゃない)

まな板表面の中央部に染みが付いていた。



この染みは、先日のゴールデンウイークで、野菜スープを作った時に入れた魚頭を苦労して切り刻んだときに、魚頭から出た血とか汁が付着したものと思われる。
洗っても取れない。しぶとく残っている。
食中毒を起こさないだろうか。一抹の不安を感じる。

次に炊飯ジャーだ。



しばらく使っていなかったので、表面に夥しい量のほこりが付着していた。



さて、次は料理の材料だ。

まず、米。
「青天の霹靂」という面白い名前の米を買ってきた。



封を挟みで切って開けた。

使ったハサミは次。



ステンレス製なのに錆びが発生している。
これはこのハサミの使用者が以前、ラーメンや餃子のタレの袋を開ける際に使った時、タレが付着しているのに洗わずにそのまましまいこんだために、タレに含まれる塩分がスレンレスにもかかわらず赤錆を発生させたと考えられる。

青天の霹靂の袋には密封用のチャックが付いていなかった。
やむを得ず、写真のように口を輪ゴムで厳重にしばった。



次に肉。鶏肉だ。皮つきのもも肉。



今日使う分はこれだけ。



たまねぎと三つ葉とたまご。







だしは、めんつゆ。



材料はこれだけ。意外にシンプル。

さて、いよいよ調理に移る。

まず肉を切る。
とり皮が結構切りにくい。(包丁が切れないだけか?)



たまねぎを切る。これは簡単だ。



フライパンに水とめんつゆを入れる。



そしてまずためねぎを入れてフライパンに蓋をして強火で沸騰させる。





その間に卵2個を器でといておく。



沸騰したら火を中火にして、刻んだ鶏肉を入れる。



たまねぎの量が多かったか?。水とめんつゆを足す。
鶏肉とたまねぎが煮えるまで中火で煮る。
鶏肉とたまねぎが十分煮えているのを確認してから、とき卵の半分の量をまずフライパンに流し込む。



水の量が多かったか。フライパンのかさギリギリだ。
蓋をして弱火で煮込む。

その間に三つ葉を切っておく。



卵が固まってきたのを確認して、残りのとき卵を流し込む。



やはり水が多かったか。これではつゆだくになってしまう。
水が少なくなるまで辛抱強く煮込む。
この間にどんぶりに炊き立てごはんを盛る。



卵がいいあんばいになってきたので、この辺で火を止めることにした。
汁は若干多めか。



フライパン返しを使って、フライパンの中の出来上がり品をどんぶりのご飯に上に乗せる。
結構難しい。上手くいかなかった。崩れてしまった。



三つ葉を乗せて、完成!。



味は自分では合格点(70点)。

フライパンでの親子丼、結構楽しめた。
次はカレーライスか、チキンライスを久しぶりに作ってみたいな。
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