緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

久しぶりの日本酒(18)

2020-09-18 20:33:59 | グルメ
明日から4連休、いや9連休なのだ。
夏の間に使わずにとってあった3日分の計画年休をこのときとばかりに使うのである。
連休の前夜は最高に開放感に浸れる。
こういう時は日本酒だ。
今回は埼玉県の酒蔵の「神亀」という銘柄。



今流行の甘ったるく華やかな味とは全く違う伝統的な味。
こういう酒が本物だと思う。

さて9連休に何をするかだが、3日間は旅行にする。
もう行先も決めたし宿も取った。
宿は3千円台と4千円台の和室のビジネス旅館。
4連休を避けたので何とか予約できたが、4連休中は恐らく満室だと思う。
この4連休はきっと多くの人が旅行やレジャーをするだろうな。

宿は和室の方がくつろげる。
ベットのビジネスホテルは寝られたものでない。
この前の日曜日に、夜遅くに始まる飲み会があって、事前にビジネスホテルを予約しておいて飲み会が終った後に泊ったのだが、夜中に目が覚めたら全身汗びっしょりかいていた。
何でかと思ったら、布団がベットに硬く固定されていて、布団と寝台が密着していたからなのだ。
布団の密着を解除して、身動きをとれるようにして再び眠りに入ったが、朝起きたらやはり大量の汗をかいていた。
シーツに染みが付くほどの夥しい量の汗ではなかったが、布団とシーツは湿っていた。
空気洗浄機やエアコンも夜通し付けていたが何の効き目もない、やはり室内の通気が悪いのだろう。
長年畳に布団で寝てきた身にとっては、慣れない環境での睡眠は辛いものとなる。

今回の旅行は、車での旅も考えたが今回は鉄道、それもローカル線の旅だ。
もう何も考えずに頭を空っぽにして、ただひたすら景色をぼんやり見ながら列車にゆられるままに、という感じでいくつもりだ。
途中駅で1、2時間ほどの待ち時間があれば、その町をのんびりと歩いてみる。
有名な観光地など行かない。
たいていはこういう観光地は、土産物屋やつまらない史跡とか武家屋敷とか神社とか城があるくらいで、中国人や韓国人であふれているだけだ。
そういうところは観光の金儲けのために後から上塗りされているから、見てもがっかりするし、疲れる。

旅館では本を読みながら地酒を飲もうと思っている。
本は何にするか。
高橋和巳、中島敦、牧野信一、福永武彦などの文学書がいいか、フロム、ヒルティ、リースマンなどの難解な書物にするか。
これはゆっくり考えよう。持っていく本を間違えたら重たいお荷物になってしまうからだ。

あとは2年ほど前に中古で買ったけど、一度も使っていないカメラを持っていくかだ(勿体ない)。



今のカメラは昔のマニュアル式カメラと違って電子機器そのものなので、電子機器音痴の私はまず使い始める前に挫折してしまうのだ。
説明書を読み始めるともううんざりする。
そしてめんどくさくなってやめてしまうのである。
本当は以前愛用していた小型のフィルムカメラ(ローライ)を持っていきたいが、フィルムが今売っているのか。



プリントできるところを探さなければならないし、パソコンに取り込むことができないことを考えると、これもあきらめるか。

旅はいつも一人旅だ。
気楽で気を使わなくていい。
一人だと心細いとか寂しいとかはずかしいとか思う人もいるかもしれないが、一人で楽しめるような心境というもなかなかいいものだ。
あと旅に理想を持ち込まない。
旅で最高の経験というのは稀だし、幸運というもの。
家に戻って、「あー帰ってきたか」というくらいが丁度いい。
行ったことのない土地の雰囲気、例えばその土地の景色のみならず、言葉使いとか、子供の表情とか、普段の生活が感じられればいいと思う。録音機も持っていくかな。

9連休のあとの残りをどうするか。
ギター曲を2、3曲録音できればいいけど。
マンドリンオーケストラの自主練習もある。
あとは国会図書館に行って、普段なかなかできない調べごとをするか。
車で小田原まで行って風鈴を買うというのもいいな。

休日はとにかく自分の好きなこと、したいことをするのが一番だ。
自分の気持ちに忠実になれる最高の機会。
かつて休日を会社のために捧げていた時代も長くあったが、それはそれでしかたがなかった。
ただ自分のしたいという気持ちがあるだけでもありがたいし、それを実現できるという今の環境は恵まれていると言えるのかもしれない。

コメント    この記事についてブログを書く
« 秋虫との二重録音やってみた... | トップ | 「小さい秋みつけた」を聴く »

コメントを投稿

グルメ」カテゴリの最新記事