緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

アルハンブラと前奏曲ハ短調で今日は締めくくり

2024-01-26 21:29:50 | ギター
このところギター演奏はもっぱら東京マンドリンクラブの次の定期演奏会のための練習ばかりで独奏曲はお預けだ。
(と言っても来月から合奏練習が始まる千葉マンドリンクラブの方は楽譜を印刷しただけで未着手)

合奏曲の練習が終わったあとで息抜きで前奏曲ハ短調とアルハンブラを弾いてみた。
前奏曲ハ短調もアルハンブラも様々な運指が考案されているようだが、運指というものはギターにとってとても重要なことだとあらためて思い知らされる。
現在練習しているマンドリン合奏曲の中で、めったに使用されないある楽器のパートをギターに移し替えて弾くことになり、その部分の運指をいろいろと試行錯誤してきたのであるが、今日、やっとこれで定着しそうかな、という運指が見つかり、これで方向性が決まりまずはこの面では安堵したところだった。

何度弾いてもミスしたり、上手く行かない運指は何かそうさせる原因があるのでそのような運指は固執せず見直すべきだと感じる。
ギターの場合、運指は何通りにも可能であるから、最初はいろいろとバリエーションを試してみた方がいいと思う。
これでいいだろう、と妥協せず、もっと成功率の高い運指が他にもあるのではと、他の方法を探求して、その中からベストのものを最終的に決める。
運指は初期の段階で決定しておかないと、かなり後になってから変更するのは容易ではない。
潜在意識の自動操縦機能に覚え込ませるにはそれなりに時間と回数を要するし、一旦形成され定着した回路を別のものに変えるには相応の練習が必要だ。

あと注意点としては潜在意識の自動操縦機能にのみ頼るのはあぶなっかしいということ。
本番など、極度の緊張状態に置かれると、潜在意識の自動操縦機能が働かなくなり、練習のときのように弾けなくなってしまうこともあるからだ。
頭が真っ白になって、潜在意識に記憶させていた運指の記憶が飛んでしまって、ど忘れしてしまうというやつだ。
よく日常でも不測の事態が起きたときに、普段難なく出来ていることもパニックで出来なくなってしまうという状態に似ている。
そのためにも顕在意識下で、指の位置などを視覚で明確に記憶しておいた方が良い。いわゆるモードを普段の状態に戻せるようにするための保険のようなものだ。
運指を潜在意識での自動操縦で任せられるようになったら、左指を意識することが無くなるが、これが意外に要注意である。
セゴビアやジョン・ウィリアムスなど、本番でミスの少ないギタリストの映像を見ていると、左指の運指を冷徹な目で明確にしながら演奏していることが分かる。

今日の録音はこれだ。

①前奏曲ハ短調 2024年1月26日夜


②アルハンブラ宮殿の思い出 2024年1月26日夜


今日は夜更かししないで、明日早く起きてまた練習三昧かな。


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