緑陽ギター日記

趣味のクラシック・ギターやピアノ、合唱曲を中心に思いついたことを書いていきます。

久しぶりにラグリマ弾いてみた

2024-01-06 22:35:36 | ギター
寝る前、久しぶりにラグリマを弾いてみた。
この曲を最初に手掛けたのが中学2年生の冬だったと記憶している。
丁度、アポヤンドによる音がやっと芯のある音に感じられるようになって、ますますギターが好きになっていった頃のことだ。

この曲、楽器店の新着楽器の店員による試奏によく使われている。
この曲で楽器の音の違いが顕著に、明瞭に浮き出てくるとは思われないが、1弦のメロディーラインについては楽器により差が現れるのではないかと思う。

ラグリマは曲想の変化を求めて、速度や音量、音質の変化をつけすぎると、意図的、作為的なものと感じられやすい。
淡々と、ほぼイン・テンポで、メロディーラインは出来るだけアポヤンドの芯のある美しい音を保持して弾くのが良いと感じている。
そして凛とした、ギターの最も美しい音を凝縮させた発音が究極の目標となる。

完璧な曲ゆえにわずかな隙も許されないような演奏が要求される曲のように感じられる。

久しぶりに弾いたタレガ作曲ラグリマ 久しぶりということもあり出来は今一つ 2024年1月6日夜寝る前のひととき 
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シュテファン・ラック自作自演 "Romanoza" ライブ録音を聴く

2024-01-06 01:02:16 | ギター
以前記事にしたことがあったが、シュテファン・ラックの「ロマンス」の、自作自演ライブ録音の映像がもう一つ見つかった。

Stepan Rak "Romanoza" (live)


こちらの方が年老いてからの演奏だが、出来は前回紹介の演奏よりもいい。
それにしても恐ろしいほど難しい曲だ。
左指の運指がアクロバット的で、指が壊れてしまうと思うほどだ。

ラックの楽譜はかなり収集したのだが、この「ロマンス」は随分探したものの見つからなかった。
出版されていないのかもしれない。
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