世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

未来の妄想、硝子の靴

2014年03月24日 23時03分04秒 | Weblog
昨日の鎌倉土産を同僚に配布。
鳩サブレー。
ぽっぽ!!




また、友達の結婚式のため山形に帰省していた後輩男子ししゃも君のお土産が美味しかった。

つや姫のしずく、とのこと。
米粉とカマンベールのお菓子で美味しかった。風味豊か。つや姫は米の品種らしい。へぇ。


今日は朝から殺伐としていた。
午後からは新卒研修の制服試着会の会場設営。もう慣れたもんで1時間ほどで終わった。
その後は個人情報保護法の講義の「練習」
嗚呼、緊張する・・・。うまくできるかな。
また席に帰って、仕事、仕事、仕事・・・。残業後、歯医者さんへ。


3/11より通い始めた歯医者さん。
まんま冬彦さん似で個人的に萌え。声が小さくて幾分早口なのはアレだが。

ドラマ「ずっとあなたが好きだった」
冬彦さん



ん。他の誰かにも似ているぞ。
ふと考える。
そうだ。中学時代好きだったM橋くんに似ているじゃまいか。
ひょろっとしてて、メガネ男子。手羽先のような指。勉強はいつも学年トップだった。特に英語の定期試験では、いつも100点だった。

「亮子さ~ん」と第二ボタンを片手でいじりながら飄々と声をかけてきたM橋くん。
席が隣だったので、よく話した。優しくて繊細で負けず嫌い。
マニアックな邦楽が好きで、よく二人で盛り上がっていたな。

卒業式のとき、女友達が結託してくれ、彼から第二ボタンをゲットした(半分脅し)。
「ずっと大切にしてくれるならば・・・あげる」とのことなので、いまだに宝石箱に入れて所持している。
忠実すぎるだろ、自分。どうするんだよ、これ。マジで。


・・・今頃何してるんだろ、M橋くん。
どこかの国公立大学に在籍してたまでは知っているけど。もう結婚して子供がいるのかな。


M橋くんも冬彦さん似だった。当時あのドラマがリアルタイムで放送されていたので、「Mっちゃんって、冬彦さんに似ているよね」と女子に噂されていた。



歯医者さん=冬彦さん=M橋くん
よって歯医者さん=M橋くんという構図が導き出される。


今、大きな口を開けて馬鹿面しているこの顔を見ているのがM橋くんだったら?・・・そんな妄想を抱きながら、治療を受けた。
妄想をかきたてるために、薄目になって歯医者を凝視。うん。M橋くんに似ている!←確信。

人の妄想なんて∞。深く深く・・・。脳内が中学時代の自分に戻っていた。

うっとり。


・・・機械音の端々で歯医者さんの声が聞こえるが、今、それどころではない。
絶賛妄想中なのである。
「あ~、あい(はい)」と返事し続けていたら、どうやらうがいを促されていたっぽい。あらやだ。妄想が過ぎたこと。おほほ。

妄想を中断し、うがいをしたら、血が混じった唾が穴に吸い込まれていった。

それを見て、現実を知る。
今は2014年。私は今36歳の独身会社員なのだ。


魔法が切れたシンデレラは、妄想の階段をトホホと下り、現実の世界に帰る。
第二ボタンという硝子の靴に心を引っ張られながら。


明日も忙しくなる。
朝から来客だぜ。
頑張る。

もしM橋くんに再会したとき、「第二ボタンまだ持ってるんだけど」と言う自分が、少しでもいい女でありますように。