世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

匂いおこせよ 梅の花

2014年03月09日 22時37分34秒 | Weblog
断捨離に飽き、昼過ぎに新宿御苑へ。花が見たくなったのである。

御苑には超久々に行ったので迷ってしまった。
苑内は、外国人観光客、カップル、子連れ、さまざまな人たちでにぎわっていた。

自分の中で、梅は桜ほどインパクトは弱いのだが、嗅覚に与える印象が強いので、また桜より早く咲くので、春の到来をより強く感じさせる。











吉熊、うっとり。
いい香りがするー!






カンザクラの愛くるしい様子にメロメロ。可愛くて吸い込まれていきそう。






旧御凉亭。



新宿の高層ビル。
マンハッタンみたいだな。
セントラルパークを思い出す。



東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主無しとて 春を忘るな
(菅原道真)
→春の東風が吹くようになったら、花を咲かせて香りを届けておくれ、梅の花よ。 私(菅公)がいなくても、春を忘れないでいておくれ。

歩きながら吉熊に教えたが、「ん?」という顔をされ、まるで馬耳東風。というか熊耳東風。

「亮ちゃんも匂い嗅げば?」




日向ぼっこをしながら、まったりと歩く。
御苑は広いなあ~。
小腹が空いたら、ポッケに忍ばせてきたカントリーマアムを吉熊と貪り食う。


春の匂いに包まれた、優しい時間の流れ。
降り注ぐあたたかい日差し。
ああ、巡ってきた春。

・・・。



なんて感傷に浸りつつ、明日からの仕事のことが、背中にとまったセミの如くうるさくて、気が気でない。
忙しくなるんだろーなー、とか。
全国のサラリーマンを襲うサザエさん症候群を久々に体感した。

まー、仕方がない。やるしかないのだ。

菅原道真のように左遷されたわけじゃないんだし。

菅原道真って牛をかわいがっていたらしく、牛にまつわる伝承や縁起が数多く存在している。
クマだったら良かったのになあ。牛もかわいいから好きだけど。そんなことをブツブツいいながら帰宅。(現実逃避)

明日からまた一週間。
乗り切ろう!

コメント (2)