世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

怒涛の一週間

2014年11月07日 22時03分53秒 | Weblog
昨晩は寝る前にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見てしまい、入眠時間が遅れた。
世界的バイオリニスト・五嶋みどりさんの特集である。

五嶋みどりさんは、1980年、8歳の時、演奏を録音したカセットテープをジュリアード音楽院のドロシー・ディレイ教授に送り、入学オーディションに招かれた。周囲の反対を押し切り、1982年、母に連れられて渡米、ジュリアード音楽院において高名なディレイ教授の下でヴァイオリンを学ぶ。

個人的には「タングルウッドの奇跡」で覚えている。


「タングルウッドの奇跡」
1986年、いまや語り草となった事件はボストン交響楽団と共演したタングルウッド音楽祭で起きた。レナード・バーンスタインの指揮で、「セレナード」第5楽章を演奏中にヴァイオリンのE線が2度も切れるというアクシデントに見舞われた。当時みどりは3/4サイズのヴァイオリンを使用していたが、このトラブルによりコンサートマスターの4/4サイズのストラディヴァリウスに持ち替えて演奏を続けるも、再びE線が切れてしまう。2度目は副コンサートマスターのガダニーニを借りて、演奏を完遂した。これにはバーンスタインも彼女の前にかしずき、驚嘆と尊敬の意を表した。翌日のニューヨーク・タイムズ紙には、「14歳の少女、タングルウッドをヴァイオリン3挺で征服」の見出しが一面トップに躍った。また、この時の様子は、「タングルウッドの奇跡」として、アメリカの小学校の教科書にも掲載された。

五嶋みどり タングルウッドの奇跡


14歳でこの冷静さ・・・。弾くという目的への彼女の熱意が伝わってくる。
その後、五嶋さんはうつ病と拒食症になり、一時はヴァイオリンを弾けなくなったが、治療をして再び演奏をはじめ、今年はグラミー賞も受賞した。

昨日の番組で「プロフェッショナルとは・・・」の問いに
「感情に振り回されず、仕事と言われているもの、与えられた仕事、そしていただいた仕事というのに向かって、情熱を注ぐことだと思います」
と五嶋さん。

精緻なのに感情豊かなヴァイオリンの音色とともに、その言葉は私の心に深く響いた。
また、五嶋さんのしなやかで美しい凛とした佇まい、屈託のない笑顔に引き込まれた。


やはりクラシックは良い。
第九(指揮:小林研一郎)のコンサートもいよいよ来月に迫ってきた。
また、来年早々には同じくコバケンのドヴォルザーク交響曲第9番「新世界より」が控えている。
どちらも楽しみだ。




今日も午後から夕方まで他部署への応援に行く。
応援先には栃木出身者がいる。私もCちゃんも栃木出身なので「え?私も栃木です」「本当!?あそこに座っている人も栃木出身よ」という会話が展開された。

そういえばこんな催しのポスターを駅で見た。
とちぎ元気グルメまつり THE FINAL in 真岡


栃木を離れて15年近くになるが、やはり同郷の人と話すと落ち着く。

そんなこんなで今日も商品の嵐。
応援先の同僚が「商品が夢に出てきたことがあります」と言っていたが満更嘘でもなさそうである。
とりあえず来週は応援に行かなくてもいいらしく、再来週は再びここに応援に来なくてはいけないらしい。
ターミネーターの如く「I'll be back」と言ってCちゃんと自席に戻った。
自席に戻ると今度は書類の嵐。
社長に渡すもの、吉熊上司に印を貰うもの、経理部に提出するもの、電話連絡メモ・・・オワタ\(^o^)/
残業突入。今日このまま帰宅したら来週明け、手の施しようがなくなる。
「大丈夫ですか?」と社長にせっつかれ、余計に焦る。
来週明け、スタートダッシュができるように整え、ようやく帰宅。


帰りに文房具店で国際秘書検定用の単語帳とノートを購入。
心療内科医のクマ医師が「読んで聞いて書いて覚えると良い」と言っていた。
図書館でそれを行うのは憚れるので、まずは自宅で勉強しようと思う。





昨日非常階段に止まっていた蛾は産卵を終え、天寿を全うした。
かわりに今日はまた保護色の蛾を発見。
言われなければ気付かずに寄りかかるところだった。



ようやく怒涛の一週間が終わった。
今週はさすがに疲れた。
体力の限界By千代の富士、といったところだろうか。

週半ば、あまりに疲れていたので妹からのLINEに気付かず、彼女や母に心配をかけてしまった。
休日はゆっくりしよう。