世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

燃エツキルホドニ 輝クコトノ美シサ

2014年11月13日 21時44分26秒 | Weblog
今朝のNHKニュースでやっていたさいたま市の様子が凄かった。
高層ビルの上部だけが雲の上に屹立してて、天空の城・さいたま新都心のような様相を呈していた。
どうやらこれは「放射霧」というものらしい。夜間の放射冷却によって地表付近の空気が冷却されてできるものとのこと。
朝から幻想的な光景を見た。


今日は仕事で来客1件。
制服の売り込みの業者さんである。
営業マンの方が私の出身地の営業所に8年ほどいたらしく、宇都宮の話に花を咲かせた。
また、彼のアシスタントの女子が当社の他部署の女子と幼馴染で、「おおお~」となっていた。
そんなこともあるんだな。世間は狭い。




夕方からは、月初の社長朝礼スピーチを文章化。
少し残業をして本屋さんに寄った。
「星ナビ 12月号」を購入。


今回の星ナビはすごい。
付録が、はやぶさ、はやぶさ2の両面刷りポスターなのである。
さっそく帰宅後に広げて、むっはーとなる私。
アイドルポスターに興奮する中二男子のようである。


はやぶさ


はやぶさ2


11月30日打ち上げ「はやぶさ2」宇宙へということで、吉川真先生の解説。
吉川先生は私と同じ栃木県のご出身。今年の夏、科学技術館で「頑張ってくださいね」とご本人にお声をかけることができた。


はやぶさ2は、はやぶさの教訓を活かして随所に改良が加えられたほか、新たな試みとして、インパクターを衝突させて人工クレーターを作り、フレッシュなサンプルを採取することも計画されている。2018年夏に目標に到達し、地球帰還は2020年。
その後のサンプルの解析なども旅のうちだと考えると本当に長い長い旅である。

はやぶさの帰還があって、はやぶさ2の打ち上げが叶ったくだりなど、読んでいると胸が熱くなってくる。

2010年、はやぶさの帰還で私の人生観は変わった。燃えながら四散するはやぶさの魂が私の中に溶け込んだのかもしれない。
それまでは何となく生きてきたのであるが、あの日以来、仕事や検定試験、ニューヨーク一人旅といったミクロなシーンでのみでだが、何かに「挑戦したい」と言う気概が芽生えたのである。
はやぶさ自体の健気さ、プロジェクトメンバーの諦めない粘り強さ、そのようなものがバックボーンにあるので、だからあの四散する姿は美しいのだと思う。

当時銀座のミキモトのショーウインドウに貼ってあった文言が忘れられない。

「燃エツキルホドニ
輝クコトノ美シサヲ
私タチノ心ニ呼ビ覚マスタメニ
「はやぶさ」ハ還ッテキタ。」






また、プロジェクトメンバーが「はやぶさに故郷の地球を見せてあげたい」という粋なはからいで撮影させた画像・・・見る度に泣いてしまう。




はやぶさ2は地球へは帰還しない予定で、小惑星1999 JU3のサンプルが入ったカプセルを地球に届けたあと、他の探査に行くことが検討されている。ということは、今、種子島にいるはやぶさ2とは当たり前だが永遠の別れなのだと思うと既に胸にこみ上げてくるものがある。


一部メディアでは、はやぶさ2ははやぶさの弟と称されている。
兄の反省点を生かし、壮大な宇宙で頑張ってきて欲しい。

はやぶさ帰還




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