世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

裸の心

2014年11月25日 22時24分45秒 | Weblog
心療内科デー。
今日の待ち時間は2時間半。快挙である・・・これでも。三連休(世間的には)の後なので覚悟して本を3冊も持参してきたのだが。
・国際秘書検定のテキスト・・・英語が大変。
・星ナビ12月号・・・はやぶさ2特集を何度も読み返す。そして日曜日に備える。
・「産む、産まない、産めない 」(甘糟りり子)・・・初めて読む作家さん。amazonで見たら評価が高い作品らしい。

今日も私は最後ではなかった。本当は順番的に最後なのだが、長い患者さんと交換して私のほうが先に診てもらうことになった。ラッキー。私の後になった人、どんだけ長いんだろう・・・。

私の前の女性が診察室から出るとき「先生、倒れないでね」とナチュラルに、そしてフレンドリーに言ってて、びっくりした。友達かよ?みたいな。続いてクマ医師の笑い声が聞こえてきた。

さて、診察。
クマ医師、散髪したてなのか、横の髪が短くなっていてクマ度数が高くなっていた。超直毛で羨ましいなあ。
さっそく
「最近どうでしたか」
と訊かれる。
「いいえ。特にありません」
と沢尻エリカ的返答をする私を彼は
「何かあるだろ」
という疑念のこもった瞳で見つめる。
こ、これは・・・。取調室みたいじゃん!カツ丼出てくるかな~。沢尻エリカになったり容疑者になったり大変だ・・・。
言葉そのものだけでなく、表情にも注視しているっぽい。

生理前に他部署のパートさんに切れたことなどを自白。
「今月はPMSの症状がきつかったんですね~」
と電子カルテにカリカリと記入するクマ医師。
こんなんで私は更年期を乗り越えることができるのだろうか・・・。

他に、ここには記さないが、まあ色々とあり、そんなこんなを自白。
精神科医クマ医師は、患者の心をたやすく裸にする。澱の様に溜まる「纏わざるを得なくなった衣」をするすると脱がせるかのように。そういう職業だからと言われればそれまでだけれども、精神科医の言葉は外科のメスに値するって強ち嘘ではないのだと改めて思う。すっぽんぽんの裸の心をクマ医師に全力でぶつけ、心が軽くなった。
嗚呼、気持ちが楽になった。
悩み相談ではなく、心の操り方を教えてもらえた。

最近、カームダン(ソラナックスのジェネリック)の頓服をあまり飲んでいないことも自供し、寝る前だけの処方になった。
他にも薬について話したいことがあったのだが、クマ医師は私の後ろの人が気になるらしく、今日も短めの診療だった。

帰り道。
生まれたてのような裸の心に、雨が優しく降り注いだ。


処方変更なし
ゾルピデム酒石酸塩、防風通聖散、カームダン、当帰芍薬散

今週の会社の花(階段)はカラー。
清楚な佇まいに心が和む。


さて、明日も仕事。月末なので忙しいが頑張って乗り切ろう。