世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

それが大事

2012年12月04日 22時27分30秒 | Weblog
図書館通いをしていると、受験生らしき子の隣に座ることがある。
皆、イヤホンをし、一心不乱にカリカリやっている。どんな音楽を聴いているのだろう。いつも気になる。

私が受験生だったとき、聞いていた音楽は

★高校受験
「それが大事」(大事MANブラザーズバンド)
「負けないで」(ZARD)
あとはB'zとか。

★大学受験
「SWEET PAIN」「DEPARTURE」(globe)
「I BELIEVE」「keep yourself alive」(華原朋美)
「ガッツだぜ」(ウルフルズ)
「X」「紅」X JAPAN

★就職活動
「RESPECT the POWER OF LOVE」(安室奈美恵)
globe、華原朋美の歌。




高校受験のときの「それが大事」は思い出の曲である。
これは、「ちこちゃん」という友達に借りた。

一緒に帰った時に「それが大事」の話しになり、
「あ、持ってるよ。貸そうか?」
と言ってくれたのである。
ちこちゃんは、「持ってきたは良いけど、随分前に流行った曲で恥ずかしい。こっそり聴いてね。誰にも言わないでね。絶対だよ?」と言いながら、放課後、学生鞄からこっそりとCDを渡してくれた。

ちこちゃんとは小学校1~2年生、6年生、中学年2~3年生のときに同じクラスだった。
同じグループではなかったが、帰る方向が一緒だったので交流があった。
すらりとした長身。少し茶色くて細い髪。高くて鼻にかかった声。五人兄弟の真ん中で、たしかお父さんは高校教師だった。

ちこちゃんの訃報を聞いたのは24歳のとき。
死因は癌だった。
今のこの時期、行われた葬式には行けず、のちほど、彼女の自宅に線香を上げに行った。
「おじいちゃんが寝たきりで、なかなか見舞いに行けなくて。やっと行くことができて。ちょうど家族全員揃った翌日に、あの子は亡くなったの」と、ちこちゃんのお母さんから聞いた。
涙で霞むちこちゃんの笑顔は、「りょうこっこ」とあの高い声で呼び掛けてくれそうなぐらい表情が豊かだった。

生前、彼女は見舞いにやってくる友達に言っていたらしい。
「乳がん検診、受けてね」「私みたいにならないでね」と。
その言葉を忘れていないはずなのに、私はまだ乳がん検診を受けていない。


ちこちゃん。
あれから10年が経つね。
ちこちゃんが生きていたら、どんなことを体験してどんなことを感じていたのだろうか。
寒さが一段と増すこの時期になったからかな。ときどき、あなたを思い出すよ。
ちこちゃんの分まで、喜びも悲しみも全てありがたく受け入れて生きるとは、恐れ多くて言えないけど、「それが大事」をはにかみながら渡してくれたちこちゃんのことを思い出す度に、私は前を見て歩いていこうと思うんだ。

天国で3年1組の皆と同窓会をしたとき、笑顔で会えることを信じて。

それが大事


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師走の戯言

2012年12月04日 20時51分34秒 | Weblog
今日も雨だった。雨、嫌い。洗濯物は乾かないし、憂鬱だし。12月って毎日晴れているイメージがあったんだけど…。

ここ最近、社長によく頼まれごとをされる。ファイリングだとか、出張だとか。
私ブームなのか?私特需?私強化月間?
私のこと、覚えていてくれたんだと少し嬉しい。今日は、彼と途中まで一緒に帰った。話しながら、「何を考えているのだろう」と考えて、やっぱり私は緊張してしまう。



NHKのドラマ「純と愛」を観てから出勤している。
うるさい番組だなと最初は嫌いだったのだが、最近面白く感じるようになってきた。
ホテルマンである主人公・純が、社長秘書になった最近では、自分のなかで急に盛り上がってきた。
私は秘書ではないが、組織の中で生きる者として、なんとなく共感が持てる。



今日は、経費の〆日。割とすんなりいった。安産。
来週はいよいよ、新しい店舗用制服のサンプルが出来上がる。デザイナーさんも来社して説明してくれるらしい。楽しみだ。それを叩き台にして、社内の意見を取り纏める。いよいよ仕事的に登山口に着いたという感じである。ここからが、本番。



貧血の症状が少しある。急に視点が合わなくなる。目の前が歪み、目を瞑りたくなることが、多々あった。なるべくひじきなど、鉄分が多く含まれているものを食べているのだが…。


そんなわけで、なるべく早く寝ることが今月の目標。
勉強もしなくてはならないし、読みたい本もある。

時間は作るものだと強く実感する今日この頃。


そうそう、年賀状が出来上がってきた。自分大好きコスプレ年賀状である。
リア友の、皆さん。年始からすいません。今のうちに、謝っておきます!