世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

8月15日 さようなら、香港

2011年08月16日 12時30分21秒 | Weblog
チェックアウト&旅行会社のバスの迎えまで時間があったので、ホテルに隣接する九龍公園を散策。街の中心にある公園でニューヨークで言えばセントラルパーク、東京だと日比谷公園といったところだろうか。鬱蒼とした木々の上に高々と聳えるビル。フラミンゴも普通にいる。ミナクル!








迎えに来たのは一昨日のクマガイド。また彼に会えるとは。
他のお客さんを乗せるために幾つかのホテルに寄る。
車窓から最後の香港を堪能。帰りたくない。

HSBCの看板ともお別れ。



クマガイドから空港到着からチェックイン、搭乗までの諸注意を聞く。
キャセイパシフィックのカウンターでチェックイン。英語で窓際希望の旨を告げる。
出国審査を終え、空港内を散策。まずは搭乗口を確認。
香港国際空港、広すぎ。歩けども搭乗口に着かない。



確認を終え、お腹が空いたのでレストランでラーメンと餃子を食した。


免税店などで最後の買い物。買うつもりがなかったディオールの口紅があまりにも美しい発色だったので購入。



離陸30分前。搭乗口で並ぶ。係員にパスポートと搭乗券を見せていたら、
「亮子ちゃん…?」
と声を掛けられた。
振り向くと他部署の女性の先輩2人!
「やっぱり~。似てるなと思っていたらやっぱり亮子ちゃん~。偶然だね」
あまりに偶然すぎてびっくり!
彼女たちは2人とも係長。
社長と海外に買い付けに行く、いわばバリキャリである。2人でマカオにバカンスに行っていたらしい。
世の中狭い。
「お疲れさまです」と、会社員モードに戻る私。

着席し、窓側の席で離陸の様子を眺める。
香港の熱気が、だんだん霞んでいく。切ない。





機内食。
魚料理、美味しい。







到着。
税関審査で、私の後ろにアラブ系のいかつい殿方が並んだ。
審査員に
「後ろの方とはご一緒ですか?」
と訊かれた。

…そりゃあさ。私の腕、日焼けで黒くなったし、顔立ちも濃いよ?
でも、今渡したパスポート、日本国のもんだよね?ちゃんと見てね。
出た言葉は、
「ノー」
あ、もう日本なんだ。…思わず英語が。
審査員と後ろのアラブ人に笑われた。

母ヨーコたんに携帯で帰還の旨を連絡。
その後、カートを引いて喫煙所にダッシュ。続けざまに3本吸う。生き返った~。

昨年のニューヨーク旅行に引き続き、今回の香港旅行も素敵な旅になった。
私が普段会社に行ったり、会社帰りに一服している時間にも、この国ではこんな時間が流れていたのだなという発見がとても新鮮だった。

「リトルチャロ」を最近サボっていたので昨年のように英語が出てこなかったが、知識を総動員させて乗りきった。それもスリリングで楽しかった。できることが一つづつ増えていくことは嬉しい。自信に繋がる。

到着したときは漢字の嵐におののき、一人で外出なんて無理だと思っていたのだが、観光客に優しい土地だったので次第に慣れた。慣れたところで去らなければならないのが、いつも残念に思う。

灼熱の外、真冬のようにエアコンがガンガン効いている室内…嗚呼、香港よかった。蒸し暑い京成線に揺られながらさっきまでいた香港を懐かしく思う。

旅はやはり一人が良い。我が儘な私には一人旅が一番合っている。気を遣わないし、自由で気ままで楽だ。自己責任というルールさえ守っていればこんなに気楽な旅はない。


自分へのお土産
雑貨類


化粧品
普段使用しているものが安く手に入った。


自分にご褒美


ホテルの近くのコンビニで購入したクマビスケット。
コアラのマーチに似てる。



さあ、次はどこに行こうかな。
ね、吉熊。
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8月14日 香港でソロ活動 ゲッワイ!

2011年08月16日 12時30分00秒 | Weblog
やや遅く起きる。香港は夜遅くまで元気なので、自分も自然に宵っ張りになってしまう。
ネイザンストリートを北に歩き地下鉄で太子駅を目指す。



ここで入れるべき改札を誤り、あたふた。
フィリピン人のお姉さんたちが親切に教えてくれた。ありがたい。
地下鉄の駅は涼しく快適。車内も綺麗だ。




花墟道。
お花がいっぱい。わくわくする。



雀鳥花園。
愛鳥家さんたちが飼っている鳥を連れてきてひたすら自慢大会。
どの鳥も本当に愛らしい。
中学から大学まで文鳥を飼っていたので懐かしかった。








集団行動。


ソロ活動。



どぎゃ~ん!



金魚街にたどり着くまでが大変だった。
地図を何度も確認しても「?」状態に陥る。
その間、灼熱の太陽は私の腕をこんがり焼いていたのだった…。

香港では金魚は縁起が良いものとされている。
ビニールに入っているのは金魚。
大胆である。


ペット店の猫にゃん。カワユス。


鶏の丸焼き。


暑さに耐えられなくなると店の中に入り、涼を浴びる。

やっと女人街。
凄い人ごみ。





ちょうど店出しの時間帯。
「ニセモノ、アルよ」と声を掛けられるがガン無視。だっていらないもの。
愛らしい雑貨を購入。昨日に引き続き、値引き交渉に燃える!
店員さんが不機嫌になり嫌々「…OK」と言うまで粘る。
笑顔と「I LOVE 香港」で価格を下落させた。

天まで連なる商品の数々。行き交う人々からは色々な香りがしてきた。
それらが灼熱の日光と混じり、「嗚呼、ここは異国なんだな」と思う。
兎に角暑い。
胸元を触ったら塩が吹いていた。

地下鉄に乗る。
きっぷの買い方は簡単。
目的地のボタンを押せばいい。
ただ貨幣しか使えなかった。


遅めの昼食。重慶マンション近くの小さな小料理屋に入店。
牛肉入りのラーメンらしきものとコーラを注文。合わせて400円ぐらい。味は酸っぱ辛く、淡白な味だった。



重慶マンション。



旅の目的地。
外観からして怪しい。
ちょうど工事中であった。
周囲には中東みたいな人がわんさか!

よし、入場~。



…。
すいません。
ごめんなさい。
ありがとうございました。

入って数分で撤収。
怖い。怖すぎる。怖すぎて全米が泣いた。マジで失禁5秒前だっつーの!
あまり見たことがない人種の殿方たちの遠慮の無い視線に、とてもじゃないが耐えられなかった。
あちらから見たら、花柄ワンピでルンルンしたいかにもトロそうな日本人の女が来たから見たということなんだろうが。


思わず横道に逸れる。


…!
さっきより怪しいし!
ガクブル!

のちにガイトさんから聞くところによると、「あそこは地元の女性は入りたがらないビル」とのこと。
雰囲気は好きなんだけど。中にある両替もレートがいいらしいし。
もう少し海外旅行を熟練させてから再び訪れたい。

やっぱペニンシュラホテルのロビーでハイティーでしょ!
気を取り直してレッツゴー!

…スゴい列。1時間並んだがあまり動かない。諦めた。列を抜けてせめて雰囲気だけでも、とロビーを見た。どのお客さんもまったり。こりゃ動かないよな。生のクラシック演奏を聞いていたらまったりしたくもなるわな。



地下の売店でお土産を購入。クマグッズを買ってウハウハ。
疲れたので隣のシェラトンホテルでお茶。丼一杯分に相当するマンゴープリン。激うま!生きてて良かった。


オプションの待ち合わせのロビーで待機。バスに乗り、目指すはジャンボ(水上レストラン)。
「GET WILD」のPVで見て以来、ずっと憧れていたところ。
ゲッワイ!
小舟に乗り、ジャンボへ。



円卓に案内される。
関西から来た3人(叔母さんと母と娘)、4人家族、私という組み合わせ。
関西から来た人々と仲良くなった。
萬田久子似のロングヘアのお母さんが髪の毛を縛るゴムを忘れてきてしまい、邪魔そうにしていた。
私のを貸して差し上げたら一気に打ち解けたのである。
彼女たちの会話が漫才みたかったので思わず笑ってしまった。
一緒に写真に写るぐらい打ち解けた。メルアドもお伝えした。旅の醍醐味。


ふかひれスープ。
繊維状のふかひれが舌を擽る。とろみもあって美味しい。
蒸しエビは上手に剥けなかった。いじやける。こういうの苦手。








このレストラン、建物自体がアトラクション並の装飾を帯びていて面白い。
コテコテ。


夢にまで見たネオンに包まれたジャンボ。
竜宮城みたいだ。うっとり。




続いて、ビクトリアピークへ。昨日の昼に来たところ。今日は夜景。100万ドルの夜景、旅のハイライトだ。
感無量。








ここはスリが多いらしい。ガイドさんはスリの顔を把握していて高いところから絶えず監視。
「あの3人組はスリですよ」「〇〇さんの隣の2人組、気を付けて」と教えてくれた。
顔を認識されているスリって…。スリが本業なんだろうな。観光バッジを付け、カメラを持ち、いかにも観光客になりすましてスリに及ぶらしい。
私のバッグには相棒・吉熊がいるので、前に抱えるようにしてスリから守った。
「捕ったらぶっ殺すからな」と威嚇の眼差しを向けていた。

ホテルに帰り、荷物整理。
明日の今頃はもう帰国している。
窓からの香港の様子を見ながら少し寂しくなった。


8月13日 香港に触れる

2011年08月16日 12時29分31秒 | Weblog
市内観光。
ガイドは香港の殿方。これが、私の心療内科のクマ医師に瓜二つ!ワロス。
見たときの私の感想をネット的に表現すると「ちょwwwww」である。
香港版クマ医師。あれ?先生、なんでここに?と思った。
プロムナードの散策。ジャッキーさんは香港で神扱い。




あちらに見えるのは香港島。
地形がなんとなく尾道と向島みたいな感じ。


スターフェリー乗り場の近くにあったレトロな自転車。


フェリーに乗り、香港島まで行く。8分ぐらい。潮風とエンジンの香りが相成って旅愁を感じる。




到着。


高いビルが林立。この辺は東京でいうと丸の内みたいんだそうだ。
野村証券が入っているビル。高い。



ビクトリアピークへ。日光のいろは坂並みのカーブに少し酔う。酔いながらもガイドの話を聞く。お金の話、異様に多い。「あの家は〇〇$です」とか。クマガイド、お金、好き?「世の中は金だ」というハゲタカの鷲津さんみたいだ。
同じ職場のお金大好き後輩男子タイスケくんと絶対に気が合うと思う。


山頂からの眺め。
地上よりも涼しくて気持ちが良い。
スリが多いらしくクマガイドに注意を促される。
素敵な眺め。





レパルスベイ。
映画「慕情」に出ていたところ。波がなくて瀬戸内海みたい。


そして天后廟。極彩色の像のオンパレード。




ランチ。円卓に、同じツアーの家族と私。「よそ者ですいません」と謝ったが、ハートフルな家族で問題無。
大好物の杏仁豆腐。フルーティーな味わい。餃子は宇都宮の正嗣と五分だな。
烏龍茶も上品な味わい。超満足。




シルク店に連行。妹に頼まれていた洗顔パフと母ヨーコたんへの土産を購入。
ここの接客はスゴい!しつこい!
私も負けずに値切り倒した。
「650$ですか?半端ですよね。50$を取りませんか?」
「600$?うーん、500$紙幣で間に合わせたいんですよね。駄目?じゃ買いません」など。困ったは店員さんは上司に相談。結果、値切り成功!
余った時間をもて余して商品を見ているとすかさず接客される。
シルクのパンツを触っていたら「どうですか?お土産に喜ばれますよ」と話しかけられてビクッとなる。
これではただの変態である。しかもそのパンツ。絵柄が象だった。意味深。
最後は壁側に避難。

続いて宝石店。デザインが洗練されていたし、ダイヤも良いグレードの石を使用していた。
しかし、ここもしつこい接客だった。
「このぐらいでしたら御徒町でも売っていますねえ」
と言ってもコバンザメのように着いてくる。
しつこいってば。

香港の足場は竹。頑丈だかららしい。鉄の足場は使用しないとのこと。




免税店に寄る。30分しかなかったので買い物の下見といったところだろうか。
夕方、ホテルまで送られる。
一服し、ガイド本を読む。そして外出。

「夜、外を歩いては行けません」
と、母ヨーコたんに厳しく言われていたのに、ヴィトンの直営店で自分と妹の買い物、免税店で弟の買い物をしていたらどっぷりと夜になっていた。
自分の土産はヴィトンの髪留め。これで今後ともロングヘアでいることが確定。前からずっと欲しかったので嬉しい。


道端で喫煙。たまに灰皿があるのでありがたい。すると中東っぽい人に話しかけられた。昨年、ニューヨークで煙草をかつあげされたことが頭をよぎり、のっけから「ノー!」と言う。よく見てみたら彼の左指には煙草があり、火を貸してとのことらしい。ごめんよ。日本人の女子の可愛さについて熱く語られた。



目星を付けていた足つぼマッサージ店に行く(太極足療)。予約しておらずに不安だったが問題無。
リゾート地を想わせるような室内のインテリアが素敵だった。
受付は日本語が堪能な女性。マッサージ師は初老の女性。
まず、足浴。海草エキスを投入。
部屋を移り、全身マッサージを施された。腰を重点的にお願いしたのだが、肩に集中。「肩、スゴいね。大丈夫?」と心配された。もう凝っているのが当たり前になっていたので自覚無かった。でも揉まれると涎が垂れそうなぐらい気持ちが良い。肩甲骨と背骨の間など自分では揉めない箇所を押されると悶絶してしまう。

続いて足つぼ。痛いポイントを押されて変な声を上げてしまう。するとおばちゃんは「腸ね、腸」と指摘。腸、大丈夫なんか?
人様に足を向けるなんて人生初。なんだか申し訳ない気分になってしまう。でも狂おしいほど気持ちが良い。33年生きてきて気持ちがよくて鳥肌を立てたのは初めてじゃないだろうか。「多歳」と礼を言ったら喜ばれた。


むくみが取れて足が細くなった。



地下鉄に乗るのが面倒なので歩いてホテルまで戻る。
ん?
アラビアっぽい人満載なんだが?
気付くと歩いている人が殆どアラビアっぽい人じゃね?
で、みんな超ガン見してくんだが。視線を外しながらひたすら歩く。「オネエサン」と言われても無視。



たまに写真。


ホテルに着く前にコンビニで青島ビールとカップ麺を購入。美味しい。せっかくマッサージでデトックスしても体に悪そうなものを吸収してしまう自分の体がなんだかかわいそう。




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8月12日 いざ、香港へ!

2011年08月16日 12時29分13秒 | Weblog
成田空港に到着し、チェックイン。窓際を希望したらすんなり通った。トランクとは暫しお別れ。香港で会おう。
出国審査っていつもドキドキしてしまう。元々挙動不審なのに、それを隠そうともっと挙動不審になってしまう。挙動不審の上塗り。審査員のお姉さんは黙々とパスポートをチェック。彼女の背後には免税店が犇めいている。漂ってくる甘い香水の香りがテンションをアゲアゲにする。
免税店で父の香水と自分の化粧品を購入。時間があるので喫茶店で一服。


離陸前30分に搭乗口に並び、飛行機に乗り込む。飛行機は滑走路をだらだらと走り、エンジン音が高鳴ると共にようやく離陸。
てか、客室乗務員、こえーの!無愛想。去年NYへの旅で利用したアメリカン航空の客室乗務員の溌剌さとか笑顔とか全然ねーの。「女王の教室」阿久津先生みたいなんである。「いいかげんに目覚めなさい」と言われそう…。女王の教室ならぬ女王の機内。にこりともしない。でもみんな超ウルトラ美人。
「入国カードをください」
と英語で言ったら、空港で書けと言われた。別にいいんだけど。あれって飛行機内で落ち着いて書きたいんだよね…。


空の旅♪
魅惑の窓際席。夕焼けが綺麗。機内食も美味しくてご満悦。

旅行本や小説を読んでいたらあっという間に香港到着。寝る暇なし。NYに比べたら超ご近所なんだな、香港って。台北あたりで物凄く揺れた。
暗黒の塊に見え隠れしている香港の夜景が徐々に近づいてくる。
40分も早めに到着。着くやいなや漢字の嵐!入境審査は簡単。



出口で旅行会社の人を発見。小柄なおばちゃん。日本語を一生懸命に駆使しての歓迎モード。

私の他には初老のカップル1組と私と同じ臭いのする一人旅の青年。彼らと共に旅行会社のバスに乗る。香港旅行の注意を聞きながら、車窓を眺める。ビル、乱立。二階建てのバスが通りすぎていく。香港の人は基本的に花金を大満喫するっぽく、0時を過ぎても大にぎわい。元気一杯。
活力あるこの街を自分は楽しめるのだろうか。一抹の不安が過る。


おばちゃんガイドにホテルまで案内される。分からないこと不安なことは何でも聞くと答えてくれるのでありがたい。おばちゃん、良い人だ。

部屋は17階。喫煙可能な部屋。仄かに夜景も見える。眼下の道路は深夜だというのに車が行き交っていた。
お風呂に入り、化粧水を塗りながら、初めての香港わくわくしていた。

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