世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

荒井孝展

2011年05月04日 23時49分50秒 | Weblog
連休2日目。
お昼から妹・芋子も帰省。
両親と芋子と、宇都宮美術館へ行くことになった。
宇都宮の山手・豊郷台の高台にある素敵な美術館だ。
新緑がとても綺麗。






去年のゴールデンウィークはここで小倉遊亀展を鑑賞した。
今年は栃木県出身の画家・荒井孝展。



美術館HPより
日本画家、荒井孝は、中南米やインド、中国などに題材を求め、そこに暮らす人々の姿をありのままに描き出し、また、日光、奈良、京都など日本の風景や、四季の花々を瑞々しく画面にとどめます。1938年、栃木県足利市に生まれ、宇都宮市で成長した荒井は、東京藝術大学大学院を修了、平山郁夫の薫陶を受け、長年、宇都宮を制作拠点として活躍しています。荒井は、東京藝術大学を卒業した1966年、《船》で再興第51回院展に初入選、以来、再興院展、春の院展を中心に作品発表を続け、1976年には《澄心》、2002年には《晨暉》で奨励賞を受賞。また、2010年には栃木県文化功労者として表彰されました。その初期作品では、日本画の顔料のほかに、下地にアクリル絵具を用いたり、紙ひもを細かく切って画面に貼り付けたりと伝統的な日本画を越えた技法を研究、クレーやマグリットなど、西洋の画家からも刺激を受け作品を作り出していきます。1982年からは海外の主題にも取り組み始め、さらに、この頃から薄い和紙に線描きを施し、裏から色を入れ、金箔を置く「裏彩色・裏箔」の技法を駆使して、独自の表現を追求して来ました。まるで、画面の奥からやわらかな光が差し、じわりと染み出して来るかのような色彩を持つ荒井作品は、見るものを惹き付けて止まない魅力をたたえています。本展覧会では、東京藝術大学の卒業制作から最近作まで、およそ100点を一堂に展示。現在、栃木を代表する日本画家の一人である荒井孝の半世紀にも及ぶ画業をご紹介いたします。

《澄心》 1976年



《夢殿》 1984年



《春日の野辺に》 2001年 



《京都仁和寺 御室ノ桜》


どの作品からも感銘を受けた。
繊細でありながら大胆な構図や筆遣いが目を楽しませてくれた。
もわわ~んとした色彩が亮子好み。
夢の中の出来事を再現させてみた、といったような霞がかっている風合いが心地よい。



常設展では、いつも、あの絵の前で佇んでしまう。
ルネ・マグリット 《大家族》

宇都宮市が数億円で購入した「名誉市民」である。
これを観ると、「嗚呼、宇都宮に帰ってきたんだな」と思う。


観賞後は美術館に隣接するカフェでお茶タイム。
コーヒーが美味しかった。
芋子はチーズケーキ、私はさつま芋のプリンを食した。
窓の外に広がる景色がまるで一枚の絵のように見える。


その後、東武デパートでお肉を購入し、家ですき焼きにした。
肉を食して久々に「美味しい」と感じた。


ワインは私が持参したべりンジャー。
家族に人気。



市内で独り暮らしをしている弟・まーくんも仕事後にやってきた。正月以来の大集合だ。
昨日もらったクマのウィリーを抱くクマパパ。これを孫だと思ってくれ。



家族では私だけイギリスに行っていない。父は20年前、仕事で行ったことがあるし、弟も8年前、卒業旅行で行った。そのことを家族に指摘され、村八分にされた。いいもん!絶対にイギリスに行くもん!

芋子とは食後も語り合い、結局2時まで起きていた。どんだけ仲良しなんだ。

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