晴耕雨ログ

晴れの国の片田舎で暮らす自然派おばさん
畑仕事に生甲斐感じながらゆるゆる歩む農婆の人生

大名煮

2009-02-26 21:13:53 | Weblog
 樽の中に食べ残った沢庵の古漬けを最後まで実家の母は美味しく煮付けて食べさせてくれていました。
 今年の冬、初めてこれが<大名煮>というれっきとした料理名であることを姉から教わったのです。私達姉妹は<たくあん炊いたの>としか言いようのないものでしたから・・・。
 塩出した沢庵を煮ると家中にあの沢庵のかおりが充満しそれはそれは・・・。しかし、味は抜群に良く素朴な田舎臭いこの<たくあん炊いたの>が好きでした。
 わが家の母が沢庵漬けをしなくなりこんな一品も食卓でおめにかかれなくなっていましたが”干し大根で出来るんよー”と姉から教わり今年の冬は二度目の登場です。
 世の中、古くなったものには驚くばかりの価値があるものだと沢庵や姉に恐れ入りました。
 ピリッ と唐辛子がきき、胡麻油が香りなんとも懐かしく・・でもやっぱりこれは<たくあん炊いたの>でした。

  < 持ち味も 呼び名も昔と そのまんま >
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2 コメント

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大名煮 (釧路の人)
2009-02-27 14:46:36
 岡山で大名煮と言ううんですか? 我が家の実家は
漬物作りが下手で毎年沢庵を母が手間暇かけ作っていましたが、あまり食べた記憶はありません。村に来る
料理の指導会等よく出ていて、そういうものは、食べました。釧路でお友達になったお母さんが同じように塩出しした沢庵で、チャーハンを作ったり最後の最後まで利用していました。美味しいですよね。お父さんは、本州の角館市出身でお母さんは、地震のあった奥尻島のででしたね。初めて私も知りました。昔の人はいろんな知恵を持ち合わせていたんですね。
 今の世の中に必要ですね。今日は、胆嚢のエコーでした。マアマアかな? 
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料理法いろいろ (ルイコのおばさん)
2009-02-27 20:12:15
 大名煮は岡山の呼び名なのか確かではないんですが・・・。 
せっかくの食材を最期まで活かす知恵でしょうかね。もったいない料理が本当になつかしく、物にも人にも愛情を注いだものなんだなと思います。
 食べることには労を惜しまずですが、健康管理も大切ですね。
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