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Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

カープ関連ムック続々発売!

2013-04-09 09:19:29 | Weblog
プロ野球が開幕し,セリーグでは巨人が歴史的な7連勝とか。あの工藤公康氏が2位と予測した広島カープは,現在ダントツの6位・・・しかし,まだ始まったばかりだ,これからどうなるかわからないぞ・・・というか,そういう次元ではないことについて書き記したい。

東京のど真ん中にある三省堂書店神保町本店,そのスポーツ書コーナーに行くと,なぜか赤い本が目立つ。もちろん赤だから目立つ,ということはあるにせよ,超人気球団の巨人や阪神に関連する書籍に比しても,赤い本の存在感を無視できない。その一部を紹介しよう。

まず,ふだんはミュージシャンを中心に特集を組んでいる『別冊カドカワ』が「広島東洋カープ』を特集している。選手やOBのに加え,カープファンの芸能人のインタビューが充実している。特に面白いのが,チュートリアルの徳井とロザンの宇治原の対談である。

別冊カドカワ 総力特集 広島東洋カープ 62484-86 (カドカワムック 482)
角川マガジンズ(角川グループパブリッシング)

さらに,中国新聞に連載された「カープV逸20年 私の提言」が転載されていること。巨人の渡邊会長,中日の白井オーナーの発言は社交辞令に富んでいる感じだが,阪神へFA移籍した金本知憲,落合監督の下で中日の投手コーチを努めた小林誠二の意見はそれなりに手厳しい。

この連載には広島出身のミュージシャン・奥田民生も登場する。彼が横浜球場で、地元出身のカープファンにいわれたことばが印象深い-「私、駄目な人が好きなんです」。奥田は、監督以下選手に、そういう声を知って,自分のこととして考えてほしいという。まさにその通りだ

次は『ぴあ』と広島のスポーツ雑誌『Athlete』との共同編集によるムック。放送作家・桝本壮志による巻頭言が泣かせる-「日本一”日本一”から遠ざかっとるチームじゃけえ。今から”日本一”になったら日本一喜べるんじゃ。んで、まじそう思うとる日本一のファンがついとる球団なんよ」。

WE LOVE CARP (ぴあMOOK)
ぴあ

『別冊カドカワ』と重なるが,堂林翔太,高橋慶彦,谷原章介,チュートリアルの徳井が登場する。「鯉の波は関東に」という特集では,関東の球場のレフトスタンドでカープを応援していた人々へのアンケート結果が出ている。それによれば広島出身者は3割程度でしかない。

最後に紹介するのは『るるぶ』の広島カープ号だ。旅行のガイドブックらしく,マツダスタジアムの内部に加えて,応援の仕方や,周辺の飲食店情報までも載っている。また「東京の鯉党が集う店」という記事もあるが、いずれもお好み焼き屋ばかりである(しかも中央線が多い)。

るるぶ広島カープ (JTBのムック)
ジェイティビィパブリッシング

どのムックにも特徴があり,カープファンとしては全部買う羽目になる(広島に縁はないが,今度聖地を訪れたときの予習のためにも・・・)。それにしても,これらの3冊が同時に発売されたのは,球団広報の働きかけがあったのだろうか?それとも,やはりカープの風が吹いているのか。


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