Mizuno on Marketing

あるマーケティング研究者の思考と行動

許せない大学

2008-12-13 18:00:40 | Weblog
昨日は新しい職場の(インフォーマルな?)歓迎会だった。たまたまかもしれないが,集まっていただいた方の大半は名前を存じ上げていた。約2時間で宴は終わり,まっすぐ帰宅。今日はすっきりした気分でゼミ二次募集の試験。悩んだ挙げ句,7人を合格とする。一次と会わせて計17人。十分「大規模」なので不安がないわけではない。

大学にはいるのに試験,そのあとゼミの入室で試験,そして息つく間もなく就職シーズンがやってくる。選抜に次ぐ選抜で,決してのんびりできないのが現代の学生だ。そしてそのあと,間隔には著しい個人差はあるが,結婚という選抜がやってくる。

 【結婚】 学歴別「許せる大学、許せない大学」

大卒の女性は,自分が卒業した大学よりランクが一定以上劣る大学の卒業者と結婚したくない,という調査結果。「人柄は考えないのか?」といってみたところで,それが現実であることは,みんな薄々わかっていることだ。もちろん,お金持ちなら学歴は不問とされるし,著しくマメであれば挽回できる場合もあって,トレードオフ不可能な絶対要件ではないようだ。

この調査に意味があるとしたら,人々が暗黙のうちに意識していることを,はっきり数字で示したということだろう。では,そうすることで何の役に立つのか? リスクを避けたい男性にとっては,誰を攻略すべきかの指針が得られるということだろうか。血液型や星座の占いと同じく,「情報」が逆に行動を創り出すおそれがある。統計学では尽くせない,もう一つの「データ学」が必要かも。

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1 コメント

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当てはまることの例示 (u)
2008-12-13 20:27:19
○○なんだって。そういえばで出て来る例示は当てはまるものだけ。そうでないものは思い出しても無視。その会話が増幅再生産されていますね。

母数をしっかり抑えないとなぁ。

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