North-Holland の Handbooks of Economics の一冊,Handbook of Computational Economics Vol.2 を購入(年度末ならではの高い買物…)。そこでは,ACE (Agent-based Computational Economics)という略称が使われている。エースということばは,英語を母国語にする人々にとってどう響くのだろう。
この本の最後の数章は,Arthur,Axerlod,Epstein,Schelling といった有名人が寄稿している。しかし,前半の主要な章を書いているのは,ぼく自身は不勉強にして名前をよく知らないが,この分野を現在/今後推進するであろう研究者たちである。様々なテーマが網羅的に取り上げられていて,この方法に関心がある研究者・学生には必携の参考書といえよう。なお,同じタイトルの Vol.1 は新古典派寄りの計算経済学を扱っており,趣が異なる。
エージェントベース経済学,複雑系経済学,進化経済学,行動経済学…いろいろな異端が経済学の周縁に登場している。今日ひょんなことから,「相互依存的な選好の進化」に関する(進化)ゲーム理論の論文が,Journal of Economic Theory,Journal of Economic Behavior and Organization などにかなり掲載されていることを発見。純粋に理論的な研究がほとんどだが,「主流」と「異端」の間が埋まりつつあるのではないかと感じる(だからといって,お互い仲良くなるわけではないが)。
この本の最後の数章は,Arthur,Axerlod,Epstein,Schelling といった有名人が寄稿している。しかし,前半の主要な章を書いているのは,ぼく自身は不勉強にして名前をよく知らないが,この分野を現在/今後推進するであろう研究者たちである。様々なテーマが網羅的に取り上げられていて,この方法に関心がある研究者・学生には必携の参考書といえよう。なお,同じタイトルの Vol.1 は新古典派寄りの計算経済学を扱っており,趣が異なる。
エージェントベース経済学,複雑系経済学,進化経済学,行動経済学…いろいろな異端が経済学の周縁に登場している。今日ひょんなことから,「相互依存的な選好の進化」に関する(進化)ゲーム理論の論文が,Journal of Economic Theory,Journal of Economic Behavior and Organization などにかなり掲載されていることを発見。純粋に理論的な研究がほとんどだが,「主流」と「異端」の間が埋まりつつあるのではないかと感じる(だからといって,お互い仲良くなるわけではないが)。