このところ手打ちパスタをきらすことが多いクアトロ。
麺内職人クアトロの父の高齢が原因か、どうも生産が追いつかない。
生ハムときのこのタリアテッレの注文が多いのだが、「タリアテッレをきらしているのでスパゲッティでお造りしてよろしいですか」といったことになる。
今では、手打ちパスタは幻のパスタと呼ばれている。
手打ち麺に出会えた人はラッキーである。
この手打ち麺は、何度も生地を伸ばしては畳む作業を繰り返し、もちもち感を出す。
そのために、麺に気泡が出来て、その気泡がソースの旨味を絡めるということになる。
クリームソースのスープ系に良く合う所以である。
クアトロの父のため息も包み込んだ、この幻のパスタに今日は出会える。
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