ケーブルテレビJ:COMを見て、パルミ・ペンネを食べたくなった人も多いだろう。
そこで、パルミ・ペンネの正しい食べ方を伝授しよう。
クアトロに入店すると、パルミジャーノの大きなかたまりが置かれている。
これが、テレビに出ていたパルミジャーノかと確認する。
すると、面長のクアトロの父が現れる。
これが、テレビに出ていた老人かと確認する。
早速、パルミ・ペンネを注文する。
クアトロの父は、ペンネ・マカロニは茹で時間が長いですよと、モゴモゴと云う。
それではと、やはりテレビに出ていた生ハムを注文する。
クアトロの父は、相変わらず猫背な姿勢で生ハムを切る。
この生ハムが切り立てならではなのだろうか旨い。
この生ハムは美味しいでしょうと自慢げなクアトロの父だが、だれが切っても切り立ては美味しいのだろう。
そして、ペンネ・マカロニが茹であがり厨房での下調理が終わり、いよいよ仕上げの時が来る。
クアトロの父は、「お好みの濃さで仕上げますが濃いめでいいですか」と聞いてくる。
ここで迷ってはいけない。
迷っている内にペンネの温度が下がる。
即答で「濃いめ!」と返答する。
すると、クアトロの父が急いで予め掘っておいたパルミジャーノの穴にペンネを投入し、スプーンで混ぜ始める。
やがて、パルミ・ペンネが運ばれてくるが、何と二粒だ。
クアトロの父は語りかける。
「お味見をお願いします」
チーズの濃さを確認するらしい。
ここでも、素早く自分の好みを答える。
ここで迷っているとせっかくのパルミ・ペンネが冷める。
それでなくとも、クアトロの父は手際がよさそうに見えない。
そして、いよいよ完成するのだが、食べようとすると仕上げのコショウをかけますと云うクアトロの父。
持ってくる前にやっておけよと思うのだがここは余裕と忍耐だ。
パルミジャーノの濃厚な旨味が、ペンネ・マカロニにしっかりと絡み、粗挽きコショウの風味がピリッと全体を引き締める。
色々と待たされた分も旨味のうちのパルミ・ペンネだ。
クアトロの父のおすすめの白ワインを合わせるとさらに美味しい至福の時だ。
2 コメント
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- Unknown (剪定職人)
- 2015-06-09 19:52:54
- 余裕と忍耐、いい表現。天声人語に掲載されてもおかしくない。面長・馬面とんでもない笑顔!お店のポリシーがしっかり伝わっていたGOODの東葛調査隊!マスコットの名前を言おうか言うまいか、迷える子羊になっちまった。
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- ありがとうございます。 (クアトロの父より)
- 2015-06-10 00:26:02
- ぜひ、番組見たよでご来店ください。
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