ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

職業人のパスタ

2009年02月20日 | パスタの話

S パスタのメニュー名には職業になぞったものが多い。
“オルトラーナ”は、八百屋風である。
野菜たっぷりのパスタで、クアトロの季節野菜のスパゲッティのことである。
“ペスカトーレ”は、漁師風である。
魚介たっぷりのパスタのことである。この応用メニューはクアトロに多い。
“プッタネスカ”は、娼婦風である。
オリーブとケッパーを使ったところがポイントで、このパスタはクセになる美味しさであり、娼婦風とはよくぞ言い当てたものである。
“ボスカイオーラ”は、きこり風である。
ツナときのこのパスタである。きこりは保存食のツナ缶を常備しているらしい。
“カルボナーラ”は、炭焼き風である。
仕上げにかける黒コショウが炭の粉をかけたように見えるからとも云われる。
それぞれ、忙しい仕事の合間に、身近にある食材で簡単に作れる料理という事だという。
この中で、忙しい仕事の合間に簡単に作れそうもないものがある。カルボナーラである。これは、とても高度なパスタであり、ペペロンチーニと同様に究極のパスタだとクアトロの父は思う。
カルボナーラにはどうしてもパンチェッタ(生ベーコン)がなくてはいけない。豚のバラ肉を自然乾燥し熟成したものがパンチェッタなのだが、これを燻製して作るベーコンで代用して作るとカルボナーラとは呼べない。
そのパンチェッタを強火で炙り、旨みの濃厚な脂を取り出しタマゴと生クリームで乳化させる。さらにたっぷりのチーズが加わり、茹で上がったパスタに絡める。
この一連の調理には、火の入れ加減など絶妙のタイミングを要する。とても、炭焼きの合間にパッパッと出来るものではないのだ。
来月、クアトロ三周年企画として売れ筋メニューの半額セールが行われるが、この手間のかかるカルボナーラはとても半額セールには入れられない。
今月、クアトロではカルボナーラがよく売れる。来月の半額メニューに加わっていないためなのだろうか。

Photo クアトロ桜-開花状況
先日、クアトロ・ママの誕生日祝いに、長男夫婦が桜の苗を贈ってくれた。
すでに蕾がほころんでピンク色の花びらを覗かせている。
今年のお花見はクアトロでいかがだろう。

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