ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

尾瀬から届いた小さな秋

2010年08月29日 | お酒の話

Photo 尾瀬の麓、片品村からはとうもろこし、川場村からは日本酒がクアトロに届いた。
日光から沼田をつなぐ金精道路の片品村あたりはとうもろこし街道と呼ばれている。
片品高原のとうもろこしは特別に美味しく、そのとうもろこしを焼いて食べさせる露店がこの街道沿いに並んでいるところからとうもろこし街道と呼ばれるようになった。
片品村のとうもろこしは特に夏の終わり頃のものが美味しい。
高原であるためだが、そのとうもろこしがクアトロに到着した。
このとうもろこしをペペロンチーニに仕上げたものは、もはやクアトロの伝説メニューとなっている。
いつ登場するか解らない限られた期間にだけ食べられるパスタである。
とうもろこしの甘みと旨味がペペロンチーニとして乳化してシンプルながら奥の深い味を生む。
一度食べると、忘れられない美味しさである。
そのとうもろこしのペペロンチーニが今日からクアトロで食べられる。
そして、秋の味覚に最適なお酒が解禁になり、こちらもクアトロに到着した。
“ひやおろし”と呼ばれる日本酒だ。
ひやおろしとは、寒仕込みで冬に仕上げた日本酒を暑い春から夏の間、涼しい蔵の中で寝かし追熟させたものを生酒で出荷したもの。
出来たての新酒のフレッシュな美味しさとは違い、落ち着きを見せた深い旨味を堪能できるお酒がひやおろしだ。
蔵ごとに解禁日は違うのだが、九月に入ると多くの蔵からこのひやおろしが出荷される。
川場村の永井酒造では今月の24日に解禁となり、クアトロに旬のお酒“ひやおろし水芭蕉”が届いた。
青リンゴのような爽やかな酸と香りが心地よい、料理に合わせやすいお酒だ。
片品村のとうもろこしと川場村のひやおろし、尾瀬から届いた小さな秋である。

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