ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

13周年のクアトロ~タラバガニのピリ辛スパゲッティの秘密

2019年03月29日 | パスタの話



クアトロ13周年お楽しみ企画の「タラバガニのピリ辛スパゲッティ」が販売されている。
しかも、アラスカ産の本タラバガニのスパゲッティだ。
タラバガニと云ってもスパゲッティなどにはアブラタラバを使うところが多い。
本タラバよりは価格は安いがやはり味は落ちる。
それでは本タラバならば良いかというとそうでもない。
タラバガニは季節によって脱皮をするものである。
脱皮前のものは身がスカスカになる。 新しい皮を作るのに栄養が行ってしまうのだろう。
本タラバで身が詰まったものとなれば最高だ。
さらに、アラスカ産は特に旨い。
今回のクアトロのタラバガニの身を見れば納得のものだ。
カニに見とれていてもしようがないので、食べ始めてみる。
カニは大胆にも殻付きで使われている。
しかもオーブンで焼いてカニの甘みを引き出している。
まず、そのカニの身を殻から取り出すのに時間がかかる。
なにせ量が多いのだ。
だれもが無言になってせっせとカニの身をほぐす。
その後に来る至福の時を信じているから、しばしの苦労は意に介さない。
カニの奥からのぞくパスタにもカニの旨味が充分に絡んでいる。
全体を包むピリ辛のトマトソースにもカニの旨味が濃厚に溶け出している。
ほぐしたカニの身とパスタとピリ辛のトマトソース、それぞれを計算しながら食べ進んで行く。
最後にお皿に残った残骸を見てホットため息を付く。
クアトロ13周年企画の締めくくりにふさわしいパスタだ。

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