滋賀県、旧マキノ町海津は今津、塩津とともに湖北三港として栄えた港宿場町、湖岸には波や風から町を守る石積みが延々と残されており、湖北独特の景観を醸し出しています。
また集落外れの大崎付近は湖岸の桜並木として名高く、湖上に影を落とす桜を見ようと、シーズンには人と車でごった返す。
少し湾になった波打ち際に、まるで城壁を思わせるほど立派な石塁が背の高さ以上に積まれ圧巻です。
江戸時代、代官「西与一左衛門」の尽力により、村を守ろうと築かれたもので施工は村人の手で行われたと言う。
海岸沿いの旧街道筋には、宿場町、港町として栄えた時代を偲ばせる古い建物が残り、鄙びた景観を形成しています。
古い町並みを真っ赤な郵便車が走り去る・・・・。
2005年、「高島市海津・西浜・知内の水辺景観」は文化財保護法の重要文化的景観に指定されたそうです。
撮影2007.4.7/2011.2.20