奥琵琶湖、右岸(西岸)再奥の月出集落で見付けた葦葺き民家。
旧西浅井町月出集落は琵琶湖最北端、塩津浜より湖岸沿道を南進すること約3km、湖岸に僅か30軒ばかりが軒を連ねる鄙びた集落。
家並の前は静かな湖水が1面に広がり、里山人間には夢の世界・・・たぶんつい最近までは半漁半農の集落だったのだろう、小さな船溜りもある。
そんな集落の中程、ひな壇状に建ち並ぶ中段にまだ葺き替えて間も無く、凛とした入り母屋造りの葦葺き屋根が有る。
外観や玄関先を見る限り、これは古くからこの土地に住まう人の家では無いと言う感じ・・・田舎人の佇まいとは異質なものを感じ取れる。
裏側に廻ると小さいながら良く纏まった葦葺き大屋根・・・・湖北独特の「煙り出し館」が表裏両屋根に付いていてアクセントになって居る。
どういう理由でこの葦葺き屋根がこうして存在するのかは知らないけど・・・・湖北の鄙びた集落には良く似合う。
撮影2015.5.27
のも理解出来ます。一文字瓦に葺き替えての
リフォームは茅葺に似合わないかと思いきや、
以外と合うんですね。さすがです。
新緑の中の風景が素晴らしく映っていますね~
こんな季節は、写真の上手な方が羨ましいです。
湖北には湖北独特な風土が有りますもんね。