愛しきものたち

石仏、民家街並み、勧請縄、棚田景観、寺社、旧跡などが中心です。

奈良、宇陀市額井(ぬかい)辺りの棚田

2010年09月20日 | 棚田景観

大和高原を其の北端辺りの柳生から、中央部に位置する名阪国道針IC を越え、南端部に聳える額井岳の山裾へ至る国道369号線を、僕は大和高原ハイウエーと呼んでいて交通量も少なく、快適かつ長閑な景観が楽しめる僕好みの道路のひとつです。

額井岳は通称大和富士とも呼ばれている秀麗な三角錐の山で、其の南面には棚田がいくつも広がっている。

国道369号線が香酔峠を越え急な下り坂を蛇行を繰り返しながら下りきると玉立橋東詰交差点、そこを左折、直ぐに眼下に広がるのが赤瀬の棚田、ちょうど前回紹介の玉立の棚田とは国道を挟んで対峙しているような格好です。

道路から見下ろすと棚田の中に、鎮守春日神社の森と赤い鳥居が見える。

神社付近から玉立橋東詰交差点を見る。

此処を東に進むと額井の集落、集落は道路を挟んで上手と下手に分かれるがこの道路が出来るまでは一体であったことがたやすく想像できる。

上手に民家は4~5軒、一番奥には十八(いそは)神社が鎮座しており、そこから見る棚田越しの室生の山並みはこの上もなく美しい。

写真でも解るように棚田は所どころ畑地となり転作されている。

一方下部の棚田は新興住宅地が押し寄せていてどうにもこうにも絵になり辛い。

また秋の深まった頃には別の顔を見せてくれる。

 

これより集落を横切り戒場方面に林道のような細い道を進んでいくと山部赤人の墓だとされる古びた五輪塔があり、直ぐ横の谷間にも棚田が広がっている。

大きな弧を描き斜面を下る棚田は美しい、此処は榛原区山辺三

撮影2010.6.5-8.15 他


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