忍者自身の住居として現存する日本で唯一の建物、甲賀忍者の筆頭、「望月出雲守」の旧宅。
観光施設「甲賀流忍術屋敷」として現存し、日々観光客を迎えて居る。
望月出雲守の住居として元禄年間(1688~1703)に建築され、正面の門が無ければ、大きな茅葺き屋根の大庄屋民家そのもの・・・・、しかし内部は忍者屋敷らしく色々工夫が凝らされている。
箱棟を載せた段違いの茅葺き寄せ棟屋根を繋ぎ合わせた様なデザイン。
破風や鬼瓦には甲賀望月氏の九曜紋を掲げ家格を表し、段違いに並んだ茅葺き屋根の景観も美しい。
裏側から見ると大きい屋根ですが、それほど特別な忍者屋敷には見えない。
この屋敷の有る竜法師(りゅうぼし)集落は、その名からも古い由緒所以の感じられる場所・・・・
近くで見かけた酒造蔵と懷かしい風情のトタン懸け民家。
こんなトタン懸け民家さえどんどん少く成って居る。
撮影2013.3.23