奈良県、桜井、宇陀方面に車を走らせていると、ここには何かがあるなと思わせるような風景があちこちで見られる。
国道166号線は、165号線大和朝倉で分岐して山間を、旧大宇陀町方面に向かう道路、周りは自然豊かな素朴な里山風景です。
大宇陀に入るちょうど中間点あたりにある、この粟原の里もそんな素朴で懐かしい日本の原風景を感じさせてくれる里山です。
何気なく集落に入っておくに進んでいくと小さなお寺があって、そこでうろうろしてると、隣の老婆が声を掛けてくれた。
この土地に勧請縄はあるのかとたずねて見ると、近くの天満宮に掛けられていると言う。
天満宮の裏は粟原寺跡があっていいところだから、車はここにおいて歩いていくようにと懇切丁寧に教えられた。
神社は天満宮、境内へあがる石段両脇の両大木の間にこの勧請縄が掛けられている。
縄には榊?の小枝を何本もつけた吊飾りが3箇所に取り付けられている素朴な形の勧請縄です。
偶然に見つかった勧請縄、老婆の話だと集落で不幸事があるとこの縄は切り落されてしまうそうです。
人の死を穢れと見るのは仕方の無いことなのだろうか??。
きられた勧請縄はあちこちで見ている。
撮影2008.2.2