旧安土町、桑実寺(くわのみでら)門前に建つ茅葺き屋根民家。
桑実寺は天智天皇の勅願により、藤原鎌足の長男、定恵が白鳳六年(六七七年)に創建したと伝える名古刹。
たまたま桑実寺に登って見掛けた民家です。
その門前に居を構えるこの茅葺き民家も、それなりの由緒所以の有る民家かもしれない。
桑実寺への登り参道脇、斜面に大きな屋敷を持ち、近江風の前垂れを持つ茅葺き屋根が顔をのぞかせて居る。
屋敷内への入口門にも茅葺き屋根をあしらい、建物は現代風にアレンジされた豪邸に見える。
勿論、琵琶湖湖岸に近いこの辺りでは茅葺きでは無く葭葦(よし)葺き屋根と言うことだろうが・・・・。
撮影2010.2.13