一見寺院かと見紛った程の豪壮な屋根を持つ葦葺き民家。
姉川河口に広がる水田地帯、湖岸近くに軒を連ねる古い農村集落で見掛けた・・・しかしこの集落は、どこかただの農村ではない雰囲気が漂う
石垣を積んだ屋敷の入口には寺院の山門の様な四脚門が建ち、奥に妻側を門に向けた豪壮な葦葺屋根の主屋が建つ。
なんの資料も持ち合わさずに訪問・・・帰宅後調べてみると国指定の登録文化財中村家住宅と判明。
中村家は八木浜城の跡地に、宝暦14年(1764)ごろ、中村市右衛門が建てた代官屋敷だと言うことで、桁行約18mにも及ぶ長大な湖北型葦葺き民家。
そう聞くと農村集落だと思っていた集落が全く違うものに見えて来る。
そりゃそうだわなあと感心してしまう。
撮影2015.6.27