愛しきものたち

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東近江市高木町白鳥神社の勧請縄

2008年05月26日 | 勧請縄:山の神:野神:人形道祖神

 


白鳥神社を滋賀県神社庁のホームぺージで検索してみると、五社検索され、そのすべてが東近江市にあることになっている。


ここに紹介する白鳥神社は旧永源寺町高木集落の白鳥神社ですが、おおよそ白鳥神社はこの近くに集まっていて、何処に行っても同じような勧請縄がみられます。



白鳥というのは日本神話でいう、ヤマトタケルの終焉地となる能褒野(能煩野:のぼの)から一羽の白鳥が空へ舞い上がり,大和の方へ飛んでいったというそれで、この辺りの白鳥神社もすべて祭神は日本武尊(ヤマトタケルノミコト)になっていて、この神社付近に葬送された事に成っている。


能褒野の地とは鈴鹿山脈をはさんで対峙した位置にあって、まったく関係のない土地ではなさそうです。



ここの勧請縄はシンプルで、参道入り口鳥居の手前の木から木にかけ渡されている。


縄の中央に角ばったトリクグラズを藁の芯に樫の葉のような常緑樹の小枝を巻きつ毛手吊り下げている。



向かって右側の綱の端は、藁の房飾りのようになっていて蛇をあらわしているようです。


撮影 2008.3.16


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