大柳生の里山を貫く国道369号線、峠を下って大柳生の里に入って初めての信号の右側にJAの建物がある。
このJAの駐車場に車を置いて前の旧街道(現在は東海道自然歩道)を円成寺方面に少し戻る、歩くこと約5分程でフジノモリと呼ばれている小さな木立がある。
白砂川が蛇行している脇のこの木立の中には数体の板碑などが祭られていて、何らかの祭祀場になっている。
この木立に入る旧街道上にこの勧請縄が渡されている。
他の大柳生の縄と同じくここでも縄の中心に一匹のタコの藁細工がつけ下げられている。
なぜだかタコは逆さ向けで、その左右には人形と思われる二筋の縄の間に、常緑樹の小枝を何段にも分けてつけている。
その脇には鋤と鍬のミニチュアを吊り下げている。
道きりとしての願いと五穀豊穣の願いを共にこの縄に託しているようです。
尚、今回からMAPと共に空撮画像もリンクさせて見ました。
より良く付近の様子も判ります。
撮影2008.2.24