プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

台所は料理するだけの場所でなくいろんなことを思う場所♪南国料理・泡盛の店「島結」からのお知らせもあるよ

命を預けるので、ちゃんと食べてください

2008年11月25日 | 島結
先日、民間機のパイロットを養成するコースがある大学の入試で、身体検査で半数が不合格になるという事実をテレビで見ました

驚いたのは、その理由の多くが内臓の異常だという事

教官らしき人が、インスタント食品やファーストフードが当たり前になっている日常を

「国家が、食について真剣にとりくまないといけない」

と表現していたのが印象的


確かにその通り、食べたものはそのまま体に大きく影響するのを、身を持って体験しているから…

バリ島でレストラン経営していたときの事、スタッフと同じものを食べるように心がけていたけれど、彼らの食事は超激辛、半端じゃないのです
辛いものは大好きだけれど、毎日食べているうちに胃が悲鳴を上げはじめました
生野菜を食べる習慣が無く、野菜の種類も単調…30年以上日本でしてきた食生活とは全く違います
そのうち口内炎がひとつ、またひとつ…そのうちのひとつが1センチ近くの円状に成長してしまい、色は白から薄紫に変化

辛いものはもちろん、なにも食べる気がしない…

ある日、日本から遊びに来ていた従弟が釣りにでかけ、素晴らしいアオリイカを3ハイも持ち帰ってくれ、新鮮なイカ刺し、イカ炒め、イカ墨煮などのイカづくしを堪能する幸せに恵まれたのです!

するとその翌日には、口内炎の痛みが和らいでいるような…そして2、3日後には完治(でも薄紫に凹んだ痕が、1年ほど消えませんでした)

そう、多分、完全に不足していたのです
日頃から食べていた新鮮な魚介類、バリのお店では簡単には入手できませんので
体が欲しがっているものを適切に摂取すると、薬のような効果がある

昔の文献などに、今では当たり前の食べ物や飲み物が薬として記されているのにも合点がいった気がしました


食物で体は構成されているので、やはり食べ物は本当に重要なのです

インスタント食品や、ファーストフードを完全に否定はしません
私だって、たまには食べちゃいますから
でも、若い世代の中には
朝は食べない、昼はファーストフード、夜はコンビニで、夜中にポテチ
なんて生活を毎日している人も少なくないとか
長寿の島といわれた沖縄も、最近は全くダメダメ
コラーゲンタップリ、栄養ぎっしりの伝統食を嫌う若い世代が増加していることが原因なんだそうです

最近の食品問題は、食べ物への無関心と無知と過信が招いたこと

「ガチガチにすべてを疑っていたら、何も食べられなくなっちゃう」

もちろんそうですよね

頻度の問題と考えて、少しずつでも作り手も顔が見える食を心がけるようになればいいと思うんです
無意識で口にしない
私は今ファーストフードを食べている
と意識を持って食べる事が食への関心度を高めていくように思います


私達が命を預けるパイロットの卵の皆さん、ぜひよろしくお願いします!



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