プン吉 punkichi の台所★海外遠征大好きな、完全禁煙南国料理店「島結」は飛ぶ!

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BALIカレーって何じゃい?

2016年04月24日 | カレー
という方のために、少し説明しておきましょうね

そもそもバリ島の料理にカレーなんてモノはありません
カレーを知ってる人が食べたり見たりしたら、カレーに似てる!
ということであとからKARE と呼ばれる料理が出来たりしたのです
バリ島の料理はインドネシアの地方料理の一種、インドネシアは島国で島ごと地方ごとで言葉や宗教も変わるし、食材や料理も変わるのです

日常の食事は1日2回で、早朝に作られた野菜中心の副菜とご飯を、好きな時に各自が台所でちゃちゃっと済ませます
暑い気候の中でほったらかしの料理なので、保存のためにかなりスパイスをきかせてあり、日本人の私達には胃袋がひっくり返るほどの辛さの時も珍しくはありません
農業中心だった昔と違い、今は外に働きに出ることが普通になった彼らは外食することも増えて、食堂やファストフード店に立ち寄ることも多いでしょう
彼らはおやつが大好き、食事は軽いですが屋台のヌードルやスープ、フルーツや餅菓子などを食べるのが好きです

それと対照的なのが祭礼用の料理です
バリヒンズーの祭礼時の料理は豚の丸焼きやバナナ葉包みのアヒルなど、華やかな盛り付けで神に捧げた後に村人が賑やかに大勢で食事をします
大きな祭礼になると何日間もかかるので、やはりスパイスは欠かせません
神様に捧げるのですから保存性がないと危険なのです

ということで、そういうスパイスの効いた料理がバリ料理で、かつそのスパイスを使ったスープ状のものがバリ風カレーというのが正しいと思います
ウコンを使うので色は黄色くなり、濃いココナツミルクを使うととろみもつくのでカレー煮込風の見た目になります
ココナッツミルクやレモングラスなどタイ食材と共通のスパイスを使いますが、クンチュールという生姜を小さくしたような強い香りの根のスパイスを使うので、バリ料理だとすぐにわかります(クンチュールが日本では何なのか正確にはわかりません、どなたか教えてください)



これがクンチュール、指先のようなサイズで、中は真っ白、樟脳のようなスッとした爽快感ある香りです
クンチュール無しにバリ風カレーはありえないのです






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