Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

続かない乱暴なやり方

2023-08-22 | 雑感
週明けから暑い。早朝に走って汗を掻いておけば午後は楽になるのだが、蒸し暑さが堪える。就寝時に窓を開けていることからやはり胃腸の調子が不安定になりかけている。予報を見ると土曜日には完全に秋になりそうなので数日の辛抱である。冷たいものを避けようと思ってもどうしても摂ってしまって、来週の旅行に体調を備えられるか。月末水曜日には出かけるので、来週初めには準備しないといけない。

走る時に犬を連れた家族づれを抜いたりしたので久しぶりに緑のベンチで30分で登りを折り返した。往復33分42秒は決して早くはないが、まずまずで、心拍数も171まで上げれたのは大きい。最高歩速195が登りで記録されている。短いながらも久しぶりの運動らしい運動になった。こうやって計測ミスはあっても数字を知ると一寸でも元気になる。

コロナ以降、以前に戻すのに時間を掛けているが、ここ一週間ほどは関節がむずむずしている。丁度何か液が溜まっているような感じで、使っていないのに、肘や痛めた肩に意識が削がれる。酷使してみたい衝動に駆られるのだが、余計に痛めるのは避けたい。

先日届いた救急箱を見ると2022年の基準としてマスク二枚が加わっていた。要するに事故や故障の時は救急などの人に対応しないといけないのでマスクが義務化されていたようだ。全てが利権であるが、多くの中身は2028年まで使えるようで、またどこでも使える。早速古い箱を開けて中身を見ると、平常使うものは絆創膏と包帯を切る鋏と金銀シート、そして手袋ぐらいで、これらは自宅で使える。これであとはスイスの通行所を購入するだけである。

今日まで記念撮影の写真が送り付けられていないのでシュトッツガルト通いも交通違反無しで走り抜けたようでなによりである。燃料は現在高騰しているようなので、来週まで騙し騙しで安くなるのを待とう。

やはりジャガイモサラダ等を持って行って、それ以外はCoopの干し肉とチーズ、そしてワインを購入、パンはアパートの近辺で調達すれば安上りか。衣装は気温や天候からすれば例年通りで行けるだろう。

日曜日にはザールブルッケンの放送局から1990年11月の録音が流された。指揮者がネルソンという人で、ハムブルクの州立劇場の日本引っ越し公演を当時の音楽監督フォンドホナーニと振り別けた。その時に「影の無い女」のドホナーニに対して「ローエングリン」を指揮して未だに脳裏に焼き付いている響となっている。昨年のミュンヘンのものなどはだから一向に記憶に残らない。そしてペルトのバッハの演奏曲やチャイコフスキーの協奏曲、シベリウスの二番などを聴かせたが、この放送楽団からこれ程充実した響きは聴いたことがない。歌い口も今の最後に複数のSのついている指揮者とは大違いで、やはり素晴らしい指揮者だったと確認した。バイロイトでもヴォルフガンクに重宝されたようで早い死が残念だ。共演しているのがチャイコフスキーコンクール優勝後に反政府音楽家として拘束されていたガヴリーロフで、更にペレストロイカ以降の西側でも生中継中に椅子に立ち上がって、キャリアを捨ててと、そしてカムバックしたということで、映画化されるのが待たれるところとなっている。若いラトルとのプロコフィエフの一番のLPを大切に持っているが、現在の様にトリフォノフなどが出てくるとそのあまりにも乱暴なピアニズムは波乱万丈の音楽家人生を予知していたか。



参照:
台詞が音楽を導く 2023-05-15 | 音
重なり感がないこと 2023-08-19 | 生活

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