Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

身体の使い方や鍛え方

2014-02-22 | 雑感
この週三回目のボールダに出かける車上、木曜日正午のラディオニュースが福島原発の漏えいを速報として伝えていた。とんでもない原液がとんでもない量流れ出ている様で、「海洋には流れていない」とテプコは語ると皆呆れた。その背景には「安倍首相の嘘に呆れた」という見解を皆同じように聞き取るのである。東京オリムピックは二度目の幻のオリムピックになりかねない雰囲気である。

オリムピックと言えば、ついついネットで中継生放送を一部観てしまった。ギュンター・ネッツことカタリーナ・ヴィット女王をはじめARD関係者は皆ロシア金メダルの点数はおかしいと思った ― 特に二冠の女王は、第二グループが終わって「男性のそれに比べると女性のそれのレベルの高さ」を強調する。金様の完璧なエッジングや後ろ乗りの技術を見れば、誰でも思いは同じで、なにも利害関係が無くてもおかしいと思うのだ。残念ながらウクライナ問題は、ドイツを含めEUは当事者なので、仲介役になれないのとはまた違うのである。

さてボールダの成果は、懸案のアレックスブロックに三度目の挑戦である。VIDEOで見ていた足の交叉を試みたが手掛かりが違ったようで上手く行かなかった。そこで、違う方法で試みたが、乗り移りまでは何とかなっても、その後の上部の手掛かりへの移行と、更に持ち替えがどうしても上手く行かない。可成り粘ったが繋がる動作として分解した動きとならない。帰宅して調べると、最初の手掛かりで横に引っ張る感じで、足を交叉させて乗り換える足場が、今はあまり乾燥していないので乗り難い難いようだ。その左足に荷重したまま、右手の最初の手掛かり、足を右に乗せたところでその横の手掛かりに右手を移動させて、右足に体重移動するとともに、更に左手を右手と交叉させて一番右の手掛かりにおいて、一挙に右手で上の二つ目の手掛かりを掴んでいる。こうなれば安定して、左手をその左の手掛かりに移動させて、右手は右のカンテラインに移せば、ほぼ終わりである。手足とも一度筒交叉させているのだから容易ではない。また挑戦だ。

二つめの課題は、先日観察したランゲヴァントの乗り越しであるが、右手を角にかけて右足、左足を工夫すると、上部斜面の膨らみに手が掛かる。それを使うことは出来そうなので、膝から下が全く見えない左足を正しい場所に乗せることが出来れば乗り越し可能な様子である。介助者兼助言者が居ればこれは解決である。その左の7a(V6)以上は見当がつかなかった。

その横のシュプルングヴァントをはじめて試してみる。苔が生えていて、そのない部分を試してみたが、足元が被っていて、小さな手掛かりでは結構きつい。帰宅して調べると、その右側が容易そうなので次の機会に熟せるだろう。

その横の三つの白樺岩は、如何に足を使ってトラヴァースするかであるが、指先だけで下がるととてもではないので、踵を掛ける足場が肝心のようだ。これも再度VIDEOを調べると、バンド状に伸びる手掛かりの場所に踵をスライドさせながら掛け続けないといけないようである。これは6bにしかなっていないのにとても難しい。腹筋を付けないと駄目なのだろう。同じようにラヴィオリも辛いのだ。これは足は掛かり易くても、こじ入れた脚に荷重すると足首が抜けそうな感じになるのが怖い。この辺りは慣れないと駄目なようだ。最初の課題も含めて、個人的には困難度の7aと6bが逆に感じる課題である。如何に通常のクライミングとボールダリングの身体の使い方や鍛え方が異なっているかの例証かもしれない。


写真:三本の白樺岩



参照:
尋常ではない二月の気象 2014-02-20 | アウトドーア・環境
報道管制と欧州ネット構築 2014-02-10 | マスメディア批評

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