Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

複雑系の大波をサーフィン

2024-05-31 | 生活
ゆっくり就寝した。体調は戻ったが肩こりが酷い。血圧云々とかよりも運動とデスクワークとの兼ね合いではないか。時間があるとどうしても座り込んでネットサーフィンとなる。

調べることが多過ぎる。内容によっては読む時間が掛かるものもある。調べる内容が雑多なので、中々行ったり来たりも結構その無駄時間が多い。ブラウザーのタブの数が幾ら整理しても30とかになりやすい。

最近はそういう雑多なことはしていなかったのだが、新車発注から全く普段と関係ない分野で調べるようになって、久しぶりにサーフィンの質が変わった。車両のエンジンの燃焼の挙動迄を見るとなると切りがない。技術的な関心は想像するしかないのだが、ナノ技術によるコーティングとか多岐に亘っていて、そのハイテク度が半端ではないと感じるようになった。嘗ては内炎機関などと思っていたのだが、その制御の次元が異なって複雑に組み合わされることでハイテク化が進んでいる。その技術が終わるというところでその終着点を見たいという動機付けである。

ワインの栄養不足も調べれば切りがない。これはこれでまた全く異なり、生化学的な考察をしていくと手に負えなくなる。実際に化学反応を考えているだけの醸造家であると毎年同じ様に醸造したとしか答えられない。そこが若い人とヴェテランの異なる所だろう。今週末に行く醸造所は先代が黙っていそうもないので、その辺りが勝負かと思う。愉しみである。

しかし、休日前に開けたそれはやはり雑味があって、味が今一つ定まらない。もう一晩試してみるが、試飲と選択に大きく関わる。なにも安くて日常消費ワインを無理して買う必要は無い。

妙に経験値が高いだけに、宿選びよりも時間が掛かるのは劇場やホールなどの席選びである。昨今は価格クラス、座席図だけでなく、そこからの写真やパノラマ像が着いていることがあって、更にその売れ方などを見ると、流石に未知のホールなどでもその音響が視覚と共に分かってくる。これも雑多の情報の集積で、それ程容易な方程式は生じない。だが最終的には今迄の経験から音響を想像してみることが可能となる。

来年のフランクフルト歌劇場での再演オネゲル作曲「ジャンヌダルク」を楽しみにしているのだが、そのトレイラーを観ていて思い出した。今秋にフランクフルトでバムベルクの交響楽団を聴くことになっている事だ。何回か聴いている楽団で前回はシュタイン指揮だった記憶がある。今回は首席指揮者のヒュルサで、マルティヌー交響曲三番を指揮することで安い席を確保しておいた。
Trailer zu »La Damoiselle élue / Jeanne d’Arc au bûcher« von Claude Debussy / Arthur Honegger


ここ暫く最も注目されている指揮者で、バーデンバーデン公演ではつまらないプログラムしかなく指揮者も旧主派のエッシェンバッハとか出て来ないので全く価値がない。上の指揮者はその練習風景を近くで観ただけで本番指揮では聴いたことがない。今バイエルン州で最もいい管弦楽団演奏会と評価されることもあるそれを先ずは確認したい。

屋根裏部屋の窓からシュヴァルツヴァルトが綺麗に見えたのでインスタグラムで先週末に送ったのだが反応がない。さてどうしたのだろうか。



参照:
フランクフルトにやってくる 2019-03-09 | 音
ただの天才音楽家の死 2024-02-10 | 文化一般

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