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Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

縁の無い放送交響楽団

2022-10-12 | 文化一般
案の定、キリル・ペトレンコがミュンヘンの交響楽団演奏会指揮をキャンセルした。既にリハーサルは始まっていたようだが、体調不十分で下りたようだ。足のケガは、先月のベルリンでのフェストシュピーレで改善されていた様であり、それが更に悪くなってもあまり考えられない。やはり指揮者特有の鞭打ち症状や肩への負担ではないかと思う。次の予定は11月初めからの米国就任お披露目ツアーへの準備の三晩の定期公演と壮行のフランクフルトでの会となる。なによりも重要なツアーなので大事をとったということもあり得る。

兎も角、こちらは早速宿をキャンセルした。まだ無料キャンセル迄一日以上余裕があって良かった。券は67ユーロであるが、楽団に寄付である。ペトレンコ指揮キャンセルでは過去にアムステルダムでの演奏会があって、それもその価格帯であった。ペトレンコは本職以外の出番では、フォアアールベルクの出演のみ重要にしているが、その他はあまり重要ではない。それが職業倫理の様である。だから、客演指揮にはそれ程の投資はできないのを周知である。

その意味から、今夏のオープニングツアーの二日目プログラム降板は痛かった。損失額として今迄の最高額であった。代わりのハーディング指揮の演奏会などは交通費や滞在費の価値は一切なかった。

今回も適当な時間にキャンセルとなって、無駄足は避けられた。想定内であった。またもやミュンヘンの放送交響楽団とは縁がないのだと思った。嘗てのクーベリック指揮の時も出かけていなかった。そして今回の損失は67ユーロであったが、キャンセルで出費を避けられた額はお土産などを含めれば250ユーロを超えるであろう。出かける前のタイヤ交換は少し早いが、新たなタイヤが必要ないのであれば、少々は早くても消耗にはあまり関係がない。

次のお出かけは、11月のフランクフルトで余裕が出来た。その前に発注していたグランクリュワインなどを回収しに行かなければいけない。ミュンヘンにコーヒーを取りに行くのは遅くなるが、次の訪問はクリスマス時期となる。鬱陶しい11月をどのように乗り越えるか。

12月は計画をしていて、宿泊なども準備している。ただしまだ入場券などはまだ全部揃えていない。今週のお仕事となる。出かけることを考えていて忘れていたのだが、価格帯やその他思っていたよりも注意しなけけれいけないかもしれない。劇場や音楽会場の売れ行きを見ると、ここに来て一挙に聴衆が戻ってきている感じがする。

我々からすると夏前から平常化していたのだが、一般の聴衆にとってはマスクも検査もなくなったということで通常のエンタメタイムを期待しての行動変化なのだと思われる。実際にはマスク規制などは再び導入される可能性もあるのだが、音楽会場等が公共交通機関よりも安全とされ、小売店などと同じ扱いになった事が大きいのかもしれない。なによりも住所氏名まで書いて更に証明書類迄を用意して訪問というのはエンタメ精神からは大分外れていたからであろう。



参照:
ミュンヘンの放送楽団 2022-10-11 | 女
骸の上で商売をする 2021-04-18 | 音 
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