Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

期待する来年への眺望

2021-12-10 | 
ミュンヘンの新規制が明らかになった。25%までの収容人数なので6月の時点に戻る。しかし入場者は2G規制で、未接種者は除かれている。どうも人数制限で検査から解放されるかもしれない。

12月16日から1月15日までの入場券は全て無効になって、小割で所定の数が新たに売りに出される。望む席が入る確率は分からないが、検査無しでいい席となれば頑張って出かけたい。

検査が無意味なのは無症状の証明書保持者に抗原テストをしてもあまり意味がないからだ。PCRならば効果あるがそこまでしてはありえない。人数制限が最も効果がある。そこでオミクロンの感染力が問われる。

ワクチンの開発者シャーヒン博士は、ブースターまで打てば十分に重病化を避けられると明言している。同様にフランクフルトの専門家はラボ―実験でブースターで25%までの防御力があると書いているので、シャーヒン博士のいうように早めに四本目を打つことで効果があるとされる。それ以外は改良型の接種しかないようだ。フランクフルトの実験でT細胞ベースでの防御となるので重病化を避けれることは証明されている。

つまりどれほど感染力が強くて万が一劇場内で感染がおこっても、重病化する確率はとても低い。マスクの効果がありそれ以上に何かを求めるのは不合理でしかないであろう。

バーデンバーデンの方も収容人数が750人へと減じられた。こちらは座席の交換で対処するようだが、もともと千席など売れていなかったという事だろう。

同時に来年のザルツブルク音楽祭のプログラムが発表された。メインはアスミク・グリゴーリアンが歌うプッチーニ作曲「三部作」で演出はクリストフ・ロイで指揮はメストの様だ。配役はマッティラとか懐かしいハンナシュヴァルツとかのヴェテランに若手を合わせる感じらしい。フランクフルトのサモリロフも出ている。しかし何といってもアンゲリカ、ジオレッタ、ローレッタの三役をこなすグリゴーリアンが音楽祭を飾る。

昨年は「エレクトラ」で態々出かけたので、来年もバイロイトと合わせて出かけたいと思う。そのバイロイトの「オランダ人」の日程は年末にしか出ないので様子を見なければいけない。しかし、バイロイトからザルツブルクへと回る価値はここからではないので別途にするだろうか。

またミュンヘンの方は6月末7月初めに片づけてしまえばそれで終わるので、それほど問題はない。

アスミク・グリゴーリアンに関しては、復活祭がなによりも重要なので後は付け足しのようなものなのだが、それでもチャイコフスキー、ヴァ―クナー、プッチーニと大きな役を歌うとなると聴き逃せない。クリストフ・ロイ演出のプッチーニであるからミニマムでスマートな舞台になるのだろうか。



参照:
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