Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

Grexitへのオウンゴール

2015-07-07 | アウトドーア・環境
予想通りギリシャ人のオウンゴールだ。これではEU側の思いの壷で、グレグジットが遣り易くなる。早く切り離してしまった方が良い。ギリシャと同一経済圏に工業先進国がなっている方が不思議なのだ。左派政党は援助の手を差し伸べ続けることを提案するが、この場合殆どその声は届かないだろう。元の鞘に納まれば、結局出稼ぎ労働のユーロを自国の金に替え、低所得者層にとってもそれなりに満足した生活が出来るようになるのだろう ― 少なくともポーランド並みの猶予を与えるべきではなかったのか。しかしユーロで生活しているうちはそうした経済もなくなり、こちら側の実感としてもギリシャ製品で恩恵を受けたことなどはなかったのだ。オリーヴやチーズなどにしても安く良いものが入るようになった印象もなく、価格の張るものはあまり市場が築けていない印象が多い。まさに今回の国民の意思表示は、それでもどうにかなると高を括っている国民性そのもので、早々に脱落した方が良いということだ ― 英国の問題の方が重要である。

無料になっているということで、ベルリナーフィルハーモニカーのデジタルコンサートホールを観た。音質を最高にしたからか触り集よりは大分良い印象を受けた。システムも最新に保っているようで、なかなかダウンロード出来ないようになっている。道理でネットでなかなかペトレンコ指揮のベルリナーフィルハーモニカーの演奏が落とせなかったはずだ。

2009年5月10日の登場のものは、一曲目がベートーヴェンのハ短調協奏曲で、これまた初めてのラルス・フォークトというピアニストが弾いている。なにかとてもテムポを遅くして弾いていて、合わせるのが大変そうで、ディノ・ルプーでもないのにと思う。アンコールでショパンを弾いていたが、なるほどこうしたところで売っている人なのだと了解する一方、一体ベートーヴェンでなにをしようとしているのか理解不可能だ。

さて、エルガーの二番の交響曲は、なかなかその重苦しい管弦楽に苦手な印象があるが、それでなくても十分にピラミッド型の音響を誇る交響楽団を、精緻に、的確に鳴らしていて、感心する。サイモン・ラトルのように強音で痙攣さすでもなく、とても音楽的に充実した響きを逸脱しないのが良い。同じ作曲家の「威風堂々」などでの鳴りを考えれば、そうした糊代がある感じがよいのだ。ショルティー指揮のロンドンの交響楽団の録音などがあるようだが、こうした面はそこではあまり求められないのではないか?この最初の登場で評価は定まっていたようだ。

気温が上がって、自己体験最高気温を経験した。体温よりも気温が高いだけで、室内の椅子等、陽射しに関係なく暑くなって、触れるもの全てが不愉快だ。全身にじわじわと湧き出る汗を水で何度流したことだろう ― 特に首周りは懐かしい汗疹になる感じだ。夕方になってパラパラと来て三度ほど気温が下がって36度になると涼しくなったと感じる。それでも就寝前になってPCが臭くなってきたので、フォンをまわしながら急いで緊急停止した。焼け付く可能性があったが、大事には至らなかったようだ。

夜中には冷たい風が出てきて、寝室の窓を少しだけ開けて就寝した。開けっ放しでは間違いなく風邪を引く。これで先ずは乗り切れた。死亡者も出ていないようである。毎日ビールを2リッターだけ飲んだ。これで漸くワインに手が出るようになった。また暑くなるようだが、この記録は当分超えないだろう。



参照:
カウンター攻撃の自己欺瞞 2015-06-21 | 歴史・時事
彼方の高みは? 2006-07-21 | アウトドーア・環境
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする