Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

あり方が問われるようなこと

2015-07-26 | マスメディア批評
台風一過のように土曜日は風が吹いて涼しくなった。しかしまだ降りそうだ。午後にはラディオ中継でも聞こう。町では植木鉢が横倒しになっていて、仮の道標なども倒れていた。短い時間だが台風並みだった。

今週は二種類のリースリングを開けた。一本は2014年オェコノミラートで、もう一本は2013年フォムブントザントシュタインだった。特に後者は前者の序に追加購入したのだが、購入してから少し後悔していた。理由はポトリティスが入っている辛口などに意味があるのかどうかという疑念であった。その価格17,50ユーロでなにが買えるか、2013年産ならばロベルト・ヴァイル醸造所のシャルタやキードリッヒが買えた、そして新しい瓶詰めのヴァッヘンハイマーなども対抗馬だが、ミネラル感がもう一つだ。そして二年経過時点で比較すると保証できるレープホルツ醸造所のこれは価値があるだろう。ポトリティスが入っていて蜂蜜味があるがそれ自体が否定的な味ではないのだ。この纏め方でやはりドイツで指折りの醸造所に違いない。

九月には、昨年に続き、グローセスゲヴェックス試飲会が支部長レープホルツのところで、会長クリストマンや盟友ヴィットマン、ナーヘからシェーファ・フレーリッヒ醸造所などを集めて開かれるが、そこにモーゼルのアンスガー・クリュセラート醸造所が入っているのを見ると来年ぐらいに新加入でもするのだろうか?先日近くを通ってきたところなので驚いた。

ここで何度も繰り返しているようにフランクフルターアルゲマイネ新聞はドイツの高級紙としてあらゆる指導層への影響力が大きい、そしてその影響力が世論調査から出ている。それを見ると、政治・経済・役人がニュース、経済、信用度でそれぞれのプリントメディア媒体を評価している。どの層もどの分野においても53%から70%がこの新聞を選んでおり、圧倒的な信頼を勝ち得ている。最近耳にすることのあったヴェルト紙やツァイト紙は20%前後で話にならない。健闘している南ドイツ新聞でも23%から60%までで地方紙よりも下位にある場合が少なくない。シュピーゲル誌もニュース面では39%から54%と予想以上に健闘していて、SPD支持者も少なくないことを反映しているのか?ノイエズルヒャー新聞も下位にリストアップされているのは流石と思う。

ここでなにが言いたいか。日本国フランクフルト領事がフランクフルトアルゲマイネ新聞本社を殴り込みをかけた事実は、独日関係において少なからぬ影響を今後とも与えるということである。幸いながら親日・知日派が編集部やその著者人陣が ― 先日も前財東京大使シュトュンツ博士が一面を使って論文を寄稿していた ― 揃っているので単純な反日攻撃などはありえないのだが、やはりその国のあり方などが安倍独裁政権の特殊性を超えて問われるということにもなる。



参照:
Deutschlands Führungskräfte lesen die F.A.Z., 23.7.2015 vom FAZ
存続危機状態の裸の王様 2015-07-23 | 文化一般
自虐的国家主義安倍政権 2015-07-24 | マスメディア批評
なんかとてもかんじよいよね 2015-07-16 | ワイン
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