Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

ビール一杯のお駄賃

2011-12-08 | 生活
海賊党の最低収入制度について先日触れた。ノーベル賞経済学者のフリードマン教授はそれをして、最も効率の良い社会保障だと語っている。なるほど、月600ユーロから800ユーロが自動的に保証されることで何とかなる。そもそもこの考え方は、カールツルーヘの教授だった独最大手ドラッグストアーDMチェーンの創始者のアイデアであったのだ。

それを称して嘗て修道僧にお駄賃として供給されていた「只のビール」という風に新聞は伝えている。個人的にはビールではなしにワインがお駄賃である。

その他の失業保険や年金などの基礎的な社会保障を切り捨ててしまって、更に税の簡素化を付け加えれば、過激な自由化が達成できるだろう。

国の財政は、簡素で極力小さくすることが財政の健全さへの第一歩である。ギリシャやアイスランドのような財政が破綻している国からこうした新しい社会システムを構築できないものだろうか。

月曜日の午後に天気が良くなっていたので、パン屋のついでに走ってきた。午後から走るのは久しぶりで、息が続かず歩き出したが、結局トータルの経過時間は7分、20分、33分で、殆ど代わり映えがしない。夕方は週二回室内で運動をするようにしているのだが、体が重くなっているためか、久しぶりのランニングの登りが続かなかったのだろうか。朝の腰の痛みは秋になったのみ以降全く感じないのだが、他の場所が張ってきたりする。腹筋や横腹にも力をつけようとするとどうしてもそこに緊張が走るのである。

月曜日の統合記者会見を観ていて驚いた。園田政務官の顔色が悪かった。前回は気がつかなかったので、激務による疲れかもしれない。しかし、年齢からして急に頬がこけ、顔色が悪くなるのは健康状態が急変しているとしか思われない。除染した水に問題があったのではないだろうか。もしそれによる発病とすれば、やはり当然のことながら放射線とは無関係で個人情報として病状は明かされないのだろうか。

自主避難者への賠償額が発表になっている。子供妊婦に対して40万円、その他8万円はお見舞い料としても妥当であろう。しかし、引越しの実費として計算されたこの額ならば、ホットスポット地域で同じだけ被曝していると予想される柏市や流山市そして三郷市などの一部の市民に対しても支払われるべきだろう。

ホットスポット地域で通り魔などの不思議な事件が頻発しているようだ。放射線障害とは思われないが、ホットスポットに住んでいるという実感がありながら、知らない振りをして暮らすことで、心理的ストレスが増えているに違いない。除染作業をするか、自主避難するかをプロジェクトとして大々的に議論しない限り、こうしたストレスは解消されないであろう。

自主避難者にとっては一度限りの引越し費用にしかあたらないので、現時点で避難していない者はその程度の銭を一度貰っても先が長いのでとても合わない。逆に、最初の一週間以内ぐらいに避難した者は、激しい被曝を逃れるとともに急に必要とした金子だけは回収できて、尚且つ更なる被曝の危険性から逃れることが出来た。判断力とともにその行動力へのお駄賃である。



参照:
覚せい剤の民主的な合法化 2011-12-04 | 歴史・時事
キルヒホッフ税制の法則 2006-12-24 | マスメディア批評
自らの権利を自ら掴み取れ 2011-10-24 | BLOG研究
人の振り見て我が振り直せ 2011-11-04 | マスメディア批評
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