Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

雪が降る、札が降る

2007-01-29 | 生活
昨土曜日は初雪を見たが、殆ど屋根の上に乗る事も無かった。冷え込んだ去る金曜日に、近所で一千万円相当のユーロが撒かれた事は世界中に伝えられた。残念ながらカイザースラウテルンで金撒きがあるとは知らなかった。ルートヴィヒスハーフェンの民間ラジオ局が企画したキャンペーンで、視聴者に一千五百万円程度をプレゼントする企画であった。

応募資格は、「貴方はそれのために何をするか?」と言う問いかけで、視聴者がそのなかからベストのアイデアを選ぶ。「猿小屋に四日間」とか、「離婚ついでに鋸で家屋を半分に別ける」とかのナンセンスものに混じり、最後まで競ったのが「一ユーロを残して恵まれない子供に寄付をする」と「四分の三を窓からばら撒く」が残り、結局視聴者は自己の興味を反映してか後者を提案したコブレンツ近郊のトラック運転手マルコ・ヒルガートさんに賞金は渡った。

ご本人はマインツの市庁舎の窓からばら撒きたかったようだが、「前例なし」を理由に断わられて、ビュロクラシー臭さの無いカイザースラウテルン市が許可した。混乱を避けるために、5ユーロ紙幣一万二千五百枚が十回以上に別けられて、別けられた視聴者の応募者にばら撒かれた。皆、200ユーロほどを手にしてスキー休暇に当てるなどとして帰って行った。

ご本人も、大喜びで、「残りは自宅に当てる」として、「本当ならば五千ユーロでも十分だったな」、「こうして楽しむのが一番だよ」とご満悦だったようである。
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