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日々 是 変化ナリ ~ DAYS OF STRUGGLE ~
このプラットフォーム上で思いついた企画を実行、仮説・検証を行う場。基本ロジック=整理・ソートすることで面白さが増大・拡大
 




正直、ここまで面白いとは思わなんだ。
体育会系教師 vs 弟子 のバトル、という構造を聞いただけで、よくある予定調和の物語を想像していたので。

これでやっと、なぜアカデミー賞で5部門にノミネートされ、それも「作品賞」「脚色賞」含む、というのに、ナットク。
J・K・シモンズの助演男優賞は当然として!


物語についてはこれ以上触れるのは、ヤボだと思うので、ここでは違う話題に。
実は今作、ジャズ・ミュージシャンの菊池成孔氏が酷評している。
そこで当ブログのスタンス以下。

ジャズはこの映画で、あくまでも「ネタ」
この映画を音楽映画だと思い込んでしまうから、そんな落とし穴に落ちるのだ。
あくまでも「ドラマ」な映画なのだ!

また、「最高の音楽学校」で教えられる「ジャズ」とは白人主義的で権威主義の象徴、という指摘。
アメリカという国はまだまだ若く、しかもほんの50年前は差別が残っていた。
「現在」でさえ、やっと黒人大統領が誕生する一方で、警官の黒人蔑視傾向を減ずる方策を模索している過程。
音楽って、別に「最高の音楽学校」からだけ生まれるもんじゃないし、もっと自由なものじゃなかったっけ?
ジャズ関係者って、思ったより視野が狭いのね(笑)

最後に。
自分の体験を元に、監督・脚本を書いたデミアン・チャゼル 28才の次作は、どんなテーマになるのだろうか?
今からタノシミ!



コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
ジャズ (iina)
2015-05-03 11:50:13
ジャズは、奴隷として連れてこられた黒人が、それも黒人と白人のハーフがニューオリンズで発祥したらしいですが、そのリズムは制約を受けぬ自由なものだったと思います。

ひとつの曲を演奏しても、各自のインスピレーションで弾くので毎度ちがったイメージになるとさえいえるかも知れません・・・。

映画は、凄く面白かったです。^^

 
 
 
権威を権威と信じ込んだ瞬間に、精神的に奴隷に成る (onsceen)
2015-05-03 16:49:14
ということだと思います。

菊池成孔、大丈夫か?!?
 
 
 
スポ根のような音楽の世界 (ryane005)
2015-08-21 11:46:26
リズムの追求に驚きました。
あんなジャズの世界もあるとは。
 
 
 
Unknown (ですよねえ(笑))
2015-08-26 12:14:55
もうすぐDVD化されるとのことでタノシミです!
 
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